ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス

2013年2月号

    2013年2月号
     
   
   
特集 物流企業番付《平成25年版》

18

 

【解説】国際物流が回復、共同物流が拡大
 国際物流事業が再び成長軌道に乗った。物量はリーマンショック前の水準を取り戻し、過去最高決算を更新する企業が相次いでいる。一方、国内では業界プラットフォーム型の共同物流が伸びている。国内市場の縮小と長引くデフレが荷主に同業者同士の物流共同化を促す物流会社にとっては追い風になっている。

●総合ランキングトップ50社

●当期利益 上位100社


注目企業─トップが語る強さの秘訣


24  

【第2位】 日立建機ロジテック 柳本仁 社長
──機能会社に徹してグループに貢献
 中国など新興国を中心に建機需要が持ち直し、世界同時不況で大打撃を受けた業績は急回復した。ただし、親会社の日立建機は2011〜13年度で国内の物流コストを30%削減する目標を打ち出している。こうした方針や経済情勢の変化を踏まえ、中期計画の業績目標を減額修正。物流子会社として建機事業の競争力向上に徹する方針だ。

 

26

 

【第5位】 二葉 鈴木英明 社長
──食品通関のシェアを活かし垂直展開
 京浜港を地盤とするオーナー系の港湾会社で、輸入食品の通関業務では圧倒的シェアを誇る。それを軸に港湾運送から冷凍冷蔵倉庫、国内配送へと展開してきた。顧客層も広がっている。メーンとする総合商社に加え外食チェーンや食品メーカーとの直接取引が増えている。2014年には大阪・南港に大規模冷蔵倉庫を竣工し、関西進出に本腰を入れる。

 

28  

【第7位】 バンテック 小山彰 社長
──物流とフォワーディングの統合効果が表面化
 ロジスティクス事業では日産以外の自動車メーカー向けが増加。フォワーディング事業は、ロジスティクス事業の既存荷主を新たな顧客に取り込んでいる。2005年に実施した旧・東急エアカーゴ買収のシナジー効果が数字に現れてきた。昨年の日立物流グループ入りをテコに、今後は自動車物流分野で海外投資を積極化する。


30

 

【第9位】 伊藤忠ロジスティクス 佐々和秀 社長
──既成概念を捨て商社系物流の業態を革新
 事業の立て直しを背負い伊藤忠商事の繊維部門からトップが赴任した。既成概念に囚われずに商社系物流会社のあるべき姿を摸索した。赤字事業の撤収では非情に徹し、同時に背水の陣で新たなビジネスモデルの構築に取り組んだ。トップダウンの改革によって、業績のV字回復と業態革新を成し遂げた。

 

32  

【第15位】 商船三井ロジスティクス 加藤敏文 社長
──テーラーメイドのサービスで大手に対抗
 リーマンショック後の苦境を機に、構造改革を強力に推進。地道な改善で固定費を下げ、ドア・ツー・ドアの提案強化で主力のフォワーディング事業を反転させた。新興国における3PL事業を今後の成長の柱に据える。顧客の細かなニーズを汲み上げるテーラーメイドのサービスで大手フォワーダーらに対抗する。

 

34  

【第18位】 大和物流 舘野克好 社長
──ハウスメーカーの共同物流を軌道に乗せる
 停滞を続ける住宅市場を主戦場としながら2期連続で前年比10%以上の成長を達成。今期も増収増益を見込んでいる。親会社である大和ハウス工業のライバル各社をプラットフォーム型の共同物流に取り込んでいる。住宅物流以外の事業にも積極的に進出し、最終目標の売上高1000億円を目指す。

 

36  

【Date】
●総合ランキング50音索引
●売上高(単独)上位500社
●グループ売上高 上位50社
●総合ランキング 上位500社


  6  
KeyPerson

「物流市場にはチャンスが眠っている」

大塚太郎 大塚倉庫 社長
 グループの要職を歴任してきた創業家出身者が物流子会社のトップに就任。経営の在り方を抜本的に改めた。焦点の定まっていなかった外販営業を止めさせて、ドメインを再定義。ターゲットを絞り明快なロジックを組み立て、荷主に切り込み、新規案件を次々に受託している。


     
 
52
 

サッポロライオン〈定温物流〉

老舗の外食チェーンが一括物流を導入

委託先に3PLを選択し卸依存を回避


 
56
 

米CSXトランスポーテーション〈欧米SCM会議23〉

鉄道貨物会社が荷主に直接提案営業

トラック輸送からの切り替えを促す


 
60
 

ポッカサッポロフード&ビバレッジ〈グループ統合〉

事業統合を前に物流網を全国で一本化

ビールの拠点を活用しパレットも9型に

     
 
66
 

物流企業の値段《特別編》

2012年9月中間期

物流企業決算ランキング

 

  70  
海外トレンド報告【News】

《欧米編》UPSがTNT買収で新たに譲歩も欧州委は不承認へ
《中国編》宅配業の粗利率が上昇、12年上期は9.4%に

 

  74  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第130回》 〜温故知新編 第11回〜

物流改革における最大の課題

 

  78  
奥村宏の判断学《第129回》

電力会社と新聞社


  80  
佐高信のメディア批評

3・11事故後も前科を悔いない原発文化人と

政府の方針通り現地から逃げ出したメディア

 

  81  
事例で学ぶ現場改善《第120回》

食材メーカーM社のBCP向け拠点分散

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  84  
3PL再入門《第2回》

荷主企業の物流ノウハウ消失

梶田ひかる 高崎商科大学 特任教授

トランコム(株)ロジスティクスソリューションアドバイザー


  88  
物流指標を読む《第50回》日通総合研究所 佐藤信洋

円安が輸出貨物を押し上げる


  90  

物流行政を斬る《第23回》
事業者の自助努力による
適正運賃の収受は困難
規制強化を視野に議論を

産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚

 

  92  

The International Society of Logistics

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
「サプライチェーンAPS」による
生産管理システムの改革

 

     
 

 

 

DATA BANK

 
97
 

●国土交通月例経済(国土交通省)


     
 

 

 

CLIP BOARD

 
96
 

●GLP投資法人が東京証券取引所に上場/国内最大の物流施設特化型Jリート誕生

 
96
 

●三井不動産が物流施設の開発加速/5年間で2000億円投資し年4〜5棟建設へ

 


100
  主要記事索引
  104   編集後記
 
105
  広告索引

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[ 特集 ] 物流企業番付《平成25年版》 解説 国際物流が回復、共同物流が拡大 2013年2月号
 国際物流事業が再び成長軌道に乗った。物 量はリーマンショック前の水準を取り戻し、過 去最高決算を更新する企業が相次いでいる。 一方、国内では業界プラットフォーム型の共 同物流が伸びている。国内市場の縮小と長引 くデフレが荷主に同業者同士の物流共同化を 促す物流会社にとっては追い風になっている。
[ 特集 ] 注目企業 トップが語る強さの秘訣 第2位 日立建機ロジテック──機能会社に徹してグループに貢献 頬椰痢ー卍 2013年2月号
 中国など新興国を中心に建機需要が持ち直し、世界同 時不況で大打撃を受けた業績は急回復した。ただし、親 会社の日立建機は2011〜13年度で国内の物流コストを 30 %削減する目標を打ち出している。こうした方針や経 済情勢の変化を踏まえ、中期計画の業績目標を減額修正。 物流子会社として建機事業の競争力向上に徹する方針だ。
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 京浜港を地盤とするオーナー系の港湾会社で、輸入食品の通 関業務では圧倒的シェアを誇る。それを軸に港湾運送から冷 凍冷蔵倉庫、国内配送へと展開してきた。顧客層も広がって いる。メーンとする総合商社に加え外食チェーンや食品メーカー との直接取引が増えている。2014年には大阪・南港に大規模 冷蔵倉庫を竣工し、関西進出に本腰を入れる。
[ 特集 ] 注目企業 トップが語る強さの秘訣 第7位 バンテック──物流とフォワーディングの統合効果が表面化 小山彰 社長 2013年2月号
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 事業の立て直しを背負い伊藤忠商事の繊維部門か らトップが赴任した。既成概念に囚われずに商社系 物流会社のあるべき姿を摸索した。赤字事業の撤 収では非情に徹し、同時に背水の陣で新たなビジネ スモデルの構築に取り組んだ。トップダウンの改革 によって、業績のV字回復と業態革新を成し遂げた。
[ 特集 ] 注目企業 トップが語る強さの秘訣 第15位 商船三井ロジスティクス──テーラーメイドのサービスで大手に対抗 加藤敏文 社長 2013年2月号
 リーマンショック後の苦境を機に、構造改革を強 力に推進。地道な改善で固定費を下げ、ドア・ツー・ ドアの提案強化で主力のフォワーディング事業を反 転させた。新興国における3PL事業を今後の成長の 柱に据える。顧客の細かなニーズを汲み上げるテーラー メイドのサービスで大手フォワーダーらに対抗する。
[ 特集 ] 注目企業 トップが語る強さの秘訣 第18位 大和物流──ハウスメーカーの共同物流を軌道に乗せる 舘野克好 社長 2013年2月号
 停滞を続ける住宅市場を主戦場としながら2期連 続で前年比10%以上の成長を達成。今期も増収増 益を見込んでいる。親会社である大和ハウス工業 のライバル各社をプラットフォーム型の共同物流に 取り込んでいる。住宅物流以外の事業にも積極的 に進出し、最終目標の売上高1000億円を目指す。
[ 特集 ] 総合ランキング50 音別索引 2013年2月号
概要はありません
[ データ ] 国内物流業 売上高上位500社(直近単独決算) グループ売上高 上位50社 2013年2月号
概要はありません
[ 特集 ] 総合ランキング上位500 社一覧 2013年2月号
概要はありません
[ keyperson ] 「物流市場にはチャンスが眠っている」 大塚倉庫 大塚太郎 社長 2013年2月号
 グループの要職を歴任してきた創業家出身者が物流子会社のトッ プに就任。経営の在り方を抜本的に改めた。焦点の定まっていなか った外販営業を止めさせて、ドメインを再定義。ターゲットを絞り 明快なロジックを組み立て、荷主に切り込み、新規案件を次々に受 託している。
[ ケース ] サッポロライオン 定温物流 老舗の外食チェーンが一括物流を導入委託先に3PLを選択し卸依存を回避 2013年2月号
 商流に影響が及ぶことを危惧して、食品卸と組 む一括物流には二の足を踏んでいた。3PLをパー トナーにすることで懸念を払拭。2011年11月から 首都圏で一括物流を開始した。受発注システムの 運用やコールセンター業務などもアウトソーシング して、オペレーションの効率化を図っている。
[ ケース ] 米CSXトランスポーテーション 欧米SCM会議㉓ 鉄道貨物会社が荷主に直接提案営業トラック輸送からの切り替えを促す 2013年2月号
 鉄道貨物スペースの販売を仲介業者に全面的 に頼るのではなく、輸送キャリアが直接、荷主 に営業をかけることで業績を伸ばしている。荷 主のサプライチェーンを分析、トラックから鉄道 へのモーダルシフトが可能にするコスト削減と環 境負荷低減効果を算出し、改革案を提示してい る。同社の営業部門を率いるジム・ウィギンス氏 がその取り組みを語る。
[ 特集 ] ポッカサッポロフード&ビバレッジ グループ統合 事業統合を前に物流網を全国で一本化ビールの拠点を活用しパレットも9型に 2013年2月号
 飲料・食品事業の統合を前に、シナジー効果を 生むため、物流とITのインフラ整備に取り組んだ。 ビール会社を含むグループのアセットを活かして全 国で物流ネットワークを再編し、ユーザーへの配送 を集約した。並行して物流基幹システムの統合を 行い、パレット規格も9型(ビールパレット)に一 本化した。
[ 値段 ] 特別編 二〇一二年九月中間期物流企業決算ランキング 2013年2月号
売上高は過去最高も欧州・中国の低迷が影
[ NEWS ] 欧米編 2013年2月号
 フランスの大手ロジスティクス企 業であるノルベール・ダントルサング ルは、ベルギーの物流会社ノヴァ・ナ シから、倉庫事業の一部とフォワーデ ィング事業を買収することを決めた。 両事業の二〇一一年の売上高は四〇 〇〇万ユーロ(約四四億円)、従業員 は二五〇人。取り扱いの九五%はベ ルギーのアントワープ港、残る五%は オランダのスキポール空港発着分と なっている。
[ NEWS ] 中国編 2013年2月号
 速達・電子商取引大手の上海圓 通速逓はこのほど、航空会社を設立 し、航空、陸上の両方で自社輸送を 実現すると発表した。
[ 道場 ] 物流改革における最大の課題 2013年2月号
 オイルショックを機に日本経済は重 厚長大から軽薄短小へと産業の重心 を移していく。この時期に日本企業 は物流組織の在り方を本格的に検討 し始める。新しい経営管理の概念と 機能を組織の中にどう位置付け、そ れをどう根付かせるか。乗り越えな ければならない課題は山積していた。
[ 判断学 ] 第129回 電力会社と新聞社 2013年2月号
 朝日新聞が「原発ゼロ社会」の提言をした。これまで電力会社 の広告目当てに原発推進に協力してきた同社が、事故をきっかけ としてメディア本来の使命に目覚めたということなのだろうか。
[ メディア批評 ] 3・11事故後も前科を悔いない原発文化人と政府の方針通り現地から逃げ出したメディア 2013年2月号
 『噂の真相』という雑誌があった。大岡昇 平が愛読していたので城山三郎も購読し始 めたという雑誌だが、大手メディアが書けな いことを次々とスクープしたタブーなき雑誌 がいまは休刊中で、「あった」と過去形で書 かなければならないのが無念である。
[ 現場改善 ] 第120回 食材メーカーM社のBCP向け拠点分散 2013年2月号
 主要顧客がリスク分散を目的に関西に第二工場を新設する ことになった。それに伴いサプライヤーも物流拠点を整備す るよう要請された。断ることはできない。しかし、何も手 を打たなければ在庫増とコストアップを招いてしまう。ピン チをチャンスに変えるための取り組みが始まった。
[ 3PL再入門 ] 第2回 荷主企業の物流ノウハウ消失 2013年2月号
 長期にわたって3PLを利用し続けることで荷主 企業の物流ノウハウは失われていく。その穴を埋 めるため、対照的な2つの現象が同時に起きてい る。3PLを自社物流に戻す外部委託の揺り戻し と、大規模なグローバル企業を中心とした4PLの 導入だ。
[ 物流指標を読む ] 第50回 円安が輸出貨物を押し上げる 「2012・2013年度の経済と貨物輸送の見通し」日通総合研究所 2013年2月号
●アベノミクス効果で想定以上に円安が進展 ●輸出貨物量は予想よりも上振れる可能性大 ●原材料の輸入物価急騰など副作用の懸念も
[ 物流行政を斬る ] 第23回 事業者の自助努力による適正運賃の収受は困難規制強化を視野に議論を 2013年2月号
 一九九〇年の規制緩和以降、トラック事業者の数は増 加し続け、運賃は下落の一途を辿っている。事業者の多 くが赤字である現状は異様だ。行政は行き過ぎた規制緩 和を見直し、運賃タリフの検証など再強化に舵を切るべ きだ。
[ SOLE ] 「サプライチェーンAPS」による生産管理システムの改革 2013年2月号
 各プロセスの計画や実績データを把 握できるようにするだけでは「見え る化」は不十分だ。全体最適化に導 く施策を判断するにはサプライチェー ンを構成する各プロセスの犒劼り まで見える化する必要がある。その 具体的な手法が「サプライチェーンA PS」だ。 (構造計画研究所 製造ビジネスソリ ューション部 野本真輔)
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2013年2月号
概要はありません
[ CLIP ] GLP投資法人が東京証券取引所に上場国内最大の物流施設特化型Jリート誕生 2013年2月号
 二〇一二年十二月二一日、国内最大と なる物流施設特化型のJリート「GLP 投資法人」が東証に上場を果たした。ス タート時の保有施設は三〇物件で、その 資産規模は二〇八七億円(二六億USド ル)に上る。設立母体はシンガポールに本 拠を置く物流施設開発会社グローバル・ロ ジスティック・プロパティーズ(GLP)。 資産運用はGLPの子会社GLPジャパ ン・アドバイザーズが担当する。
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