ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2013年9号
NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

SEPTEMBER 2013  82 2013年7月発表分 香港空港 一二年度の純利益は五・四%増 ■7・1  香港国際空港を運営する香港空港 管理局がこのほど発表した二〇一三 年三月期決算によると、売上高は前 年同期比八・一%増の一三一億三 四〇〇万香港ドル(一兆七〇七四億 円)、純利益は五・四%増の五六億 二四〇〇万香港ドル(七三一億円) だった。
堅調な航空交通量と小売店 での利用客の消費拡大が主因。
韓国・仁川港 煙台港と交流・提携強化へ ■7・4  韓国・仁川港湾公社はこのほど、 山東省煙台港で、中国煙台保税港口 管理委員会と、取扱量拡大と交流強 化の了解覚書に調印した。
両者は港 湾の関連パークの開発と取扱量拡大 に取り組むほか、韓中間の自由貿易 協定の調印に対応するために共同で 自由貿易のモデル区を建設する予定。
家電量販大手の蘇寧 配送事業所五〇〇〇カ所設置 ■7・5  家電量販大手の蘇寧雲商集団股 份有限公司(江蘇省南京市)は、新 たなビジネスモデル「物流クラウド」 の概要を発表した。
都市店舗に倉 庫・物流センターを配置する従来の 方式から、広範囲のエリアをカバー する多機能物流拠点を置く方式に転 換した。
 一─六月に設置した大型物流拠点 は一六カ所、全国配送センターは十 二カ所、地区配送センターは五八カ 所、都市配送センターは二〇〇カ所、 物流配送事業所は五〇〇〇カ所に達 した。
蘇州港太倉港区 コンテナ三期事業が運営開始 ■7・8  江蘇省蘇州港太倉港区のコンテナ 三期事業がこのほど、交通輸送省の 検査に合格し、運営を開始した。
太 倉港のコンテナ年間取扱能力は四三 五万TEU(二〇フィートコンテナ換 算)に達した。
四期事業が稼働すれ ば、取扱能力は六三五万TEUに拡 大する見込み。
商務省 医薬品流通業界の再編を奨励 ■7・8  商務省市場秩序局の温再興・巡 視員はこのほど、医薬品流通企業 が産業ファンドや上場、外資導入な どの方法を利用して再編スピードを 高めていくことを、商務省が引き続 き奨励していく考えを明らかにした。
医療改革の「第十二次五カ年計画 (二〇一一─一五年)」に基づき、同 業界の改革発展を促す政策が相次い で発表される見込み。
中国物流業景気指数 六月は三カ月連続ダウン ■7・ 10   中 国 物 流 調 達 連 合 会 は 五 日 、 六 月の中国物流業景気指数(LPI) が前月比〇・一ポイント下落の五 三・一になったと発表した。
三カ月 連続のダウン。
 新規受注指数は一・五ポイント上 昇の五四・六で、業務総量指数は 〇・三ポイント下落の五五・五、平 均在庫量指数は三・八ポイント上昇 の五三・一だった。
鉄道貨物輸送量 六月は回復の兆し ■7・ 11  中国鉄路総公司はこのほど、六月 一五日から実施している鉄道貨物輸 送の組織改革の成果として、貨物輸 送量に回復の兆しが現れていると発 表した。
六月の国家鉄道の貨物輸送 量は二億五二七一万トン。
同月下旬 の一日当たり平均輸送量は、前月の 同時期より〇・三%増の八四九万六 〇〇〇トンで、六月上旬と比べると 一・二%増えた。
中国郵政と地平線投資集団 小売店開設で合弁へ ■7・ 12  中国郵政集団公司とニューヨーク 市に本部を置く中国地平線投資集団 (チャイナ・ホライズン・インベスト メンツ)が、中国各地に小売店「中 郵百全連鎖超市」を開設する合弁会 社設立協定に調印したことが、九日 明らかになった。
契約総額は一〇億 元(一六〇億円)。
二〇一六年まで に十二万店超の開店を目指す。
農村 地域を全面的にカバーする計画。
シンガポール企業グループ 仏山三水港開発を買収 ■7・ 18  シンガポールのケッペル・テレコ ミュニケーション・アンド・トラン スポーテーション(ケッペルT&T) 傘下の吉宝物流(仏山)有限公司は一 五日、仏山三水港開発有限公司の 株式六〇%を一億六六〇〇万元(二 六億五六〇〇万円)で取得すると発 表した。
残りの四〇%は広東省仏山 83  SEPTEMBER 2013 市三水区政府が保有。
買収で吉宝物 流(仏山)は同市で二カ所目の総合 港湾物流施設となる。
上半期の速達業務収入 二五・八%増え一二〇〇億元突破 ■7・ 19  中国郵政局はこのほど、郵政企業、 国有企業全社と年間売上高が二〇〇 〇万元(三億二〇〇〇万円)以上 の非国有企業を含む一定規模以上の 速達サービス企業の今年上半期(一 ─六月)の事業収入が前年同期比二 五・八%増の一二二四億九〇〇〇 万元(一兆九五九八億円)に達したと 発表した。
業務取扱額は三〇・一% 増の一二一五億一〇〇〇万元(一兆 九四四一億円)だった。
交通運輸省 中台間の海上直航の促進措置発表 ■7・ 19  交通運輸省はこのほど、中国本土 と台湾間の海上直航便をさらに発展 させるための政策措置十一件を発表 した。
中国本土と台湾の資本で、か つ中国本土と台湾で登記した企業は 交通運輸省の認可取得後、外国船 籍の大型客船を借り上げて中台間の 輸送を複数回試行できることなどを 打ち出した。
中遠航運 二隻目の多用途重量物運搬船 ■7・ 22  海運最大手の中国遠洋運輸(集 団)総公司(COSCO)傘下の中 遠航運股份有限公司(広東省広州 市)はこのほど、二万八〇〇〇トン の多用途重量物運搬船「大康丸」が 運行を開始したと発表した。
同社で は二隻目となる。
 「大康丸」は全長一七九・五メート ル、幅二八メートル、高さ一四・八 メートル。
一〇〇〇TEUのコンテ ナを同時に載せることができる。
自動車の吉利集団 ベラルーシで年産十二万台へ ■7・ 22  自動車大手の吉利控股集団有限公 司(浙江省杭州市)はこのほど、ベラ ルーシ政府と、大型自動車組み立て 工場の建設協定に調印した。
同社は 世界第二位の鉱山機械メーカーBE LAZ社とベラルーシ国家部品グルー プの合弁会社であるSOYUZ社と 共同で、「吉利(SOYUZ)自動車 有限公司」を設立し、同国での生産 を展開する。
年間生産能力は十二万 台を計画しており、今後はさらに能力 を拡大、製品ラインを多様化する予定。
中国鉄路の貨物輸送量 上半期は一九億トン突破 ■7・ 23  中国鉄路総公司は一九日、今年 上半期(一─六月)の鉄道貨物輸送 量が一九億四一二九万トンに達した と発表した。
このうち、貨物発送量 は一九億三七二三万トン、貨物輸送 回転量は一兆四二一〇億一七〇〇 万トンキロメートルだった。
交通省 新しい港湾規範を発表 ■7・ 23  交通運輸省はこのほど、「港湾施 設の保守技術基準」を発表し、「海港 平面設計基準」の中の「大型コンテ ナ船の設計船型サイズ」に対する修 正内容について公告を出した。
これ により、喫水一六メートル、長さ三 九九メートル、幅五九メートル、高 さ三〇・三メートルの船舶が中国の 港湾に寄港可能となる。
遠望谷と深糧集団 RFID技術の応用推進へ ■7・ 23  深圳市遠望谷信息技術股份有限 公司はこのほど、国の食糧貯蔵・輸 送監督管理市場でRFID技術の応 用を推進するため、同市糧食集団有 限公司と一〇〇〇万元(一億六〇〇 〇万円)を共同出資し、「深圳市遠 糧信息技術有限公司」(仮称)を設立 すると発表した。
食糧安全性の全過 程での追跡監督管理システムなどの 分野で応用を目指す。
世界最大級のコンテナ船 上海で就航 ■7・ 24  世界最大手の海運会社、デンマー クのA・P・モラー・マースクグル ープが所有・運航している世界最大 級のコンテナ船「マースク・マッキニ ー・モラー号」がこのほど、上海市 洋山港で就航式を行った。
長さ四〇 〇メートル、幅六〇メートルで、輸 送能力は一万八〇〇〇TEU。
ア ジアと欧州を結ぶ航路で使用される。
中台間の貨物取扱量 上半期は〇・七%増 ■7・ 31  交通運輸省は二九日、中国本土─ 台湾間の一─六月の貨物取扱量が前 年同期比〇・七%増の三〇〇六万 トンになったと発表した。
うちコン テナ取扱量は十三・五%増の九七万 八〇〇〇TEUだった。
ニュース出典:MJC物流ニュース 換算レート:1元= 16円、1香港ドル= 13円

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