ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2004年4号
CLIP
冷凍庫搭載の軽商用車を開発 本田技研工業

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

53 APRIL 2004 本田技研工業はこのほど、助手席 位置に冷凍庫を搭載した軽商用車「ア クティ・クールシャトル」を開発した。
陸運業界や血液や検査液を運搬する医 療業界などをターゲットに、同車を販 売展開していく方針だ。
新車両の車両後部は常温のオープン スペースになっているため、クールと ドライの荷物を混載することができる。
冷凍庫は温度設定を切り替えれば冷 蔵庫としても利用可能だ。
庫内温度 は五度からマイナス二〇度まで設定 可能。
上蓋構造になっており冷気が 逃げにくく保冷力に優れている。
さら に蓋部分は運転座席に座った状態で 作業台として使うこともできる。
車内の冷凍スペースは二五〇リッ トル、ドライスペースは約一〇倍の二 七〇〇リットル。
冷凍庫内のスペース は長さが一メートル以上、幅が四〇セ ンチ以上。
深さも十分にあるため、ボ ックス入りの新巻鮭などが楽に収まる サイズとなっている。
軽商用車で初めて冷凍庫の断熱に 不活性ガス充填式を採用したことも 特徴だ。
魔法瓶の要領で外壁の内部 に空洞を作り、そこに不活性ガスを封 入することで外部からの熱の伝わりを 遮断する構造になっている。
加えて真 空断熱パネルを設置することで、通常 の冷凍庫に使われるウレタンフォーム の五倍の断熱効果が得られるという。
ランニングコストは従来の冷凍庫と 変わらないが、通常は七・五〜一〇 センチある断熱層の厚みが、不活性ガ ス充填式を採用することにより約一・ 二五センチと十分の一近くになるため、 スペース効率は大幅にアップする。
お問い合わせ先 本田技研工業 株式会社 法人営業部 電話番号 〇三(三四二三)一一一一 アクティ・クールシャトル 冷凍庫搭載の軽商用車を開発 本田技研工業

購読案内広告案内