ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2007年7号
NEWS
海外トレンド報告(中国編)

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

JULY 2007 54 〇フィートと四〇フィートで、いずれ も加工貿易方式で輸出された。
日本の宮越商事 長春に物流企業を設立か ■ 07 ・5・ 10 吉林省長春市で現地調査を進める 日本の宮越商事は、同市に中国東北 地区最大の物流企業を設立し、中国 医薬産業にサービスを提供する計画であることを示唆した。
米ワーナー・グローバルロジ 上海に支社を設立 ■ 07 ・5・ 12 米ワーナーエンタープライズ(WE RN)傘下のワーナー・グローバル・ ロジスティクスは、上海に支社を設 立し、中国市場に正式に参入した。
主に中小企業向けにサービスを提供 する。
主要港湾の貨物取扱量 前年同期比一五%増 ■ 07 ・5・ 14 中国主要港湾における今年一月〜 四月の貨物取扱量は、一六億四五〇 二万トンで前年同期比一五・一%増 となった。
このうち、沿海港湾は十 二億三〇七四万トンで同一四・六% 増、内陸河川港湾は四億一五〇八万 トンで同一六・六%増となった。
対外貿易貨物取扱量は五億七四五 二万トンで同一五・七%増となり、こ のうち、沿海港湾は五億三三七四万 トンで同一六・一%増、内陸河川港 湾は四〇七八万トンで同九・九%増 となった。
主要港湾のコンテナ取扱量 前年同期比二四%増 ■ 07 ・5・ 15 中国主要港湾における今年一月〜 四月のコンテナ取扱量は、三三六六 万五四〇〇TEUで前年同期比二 四・三%増となった。
このうち、沿 海港湾は三一三〇万六三〇〇TEU で同二四%増、内陸河川港湾は二三 五万九一〇〇TEUで同二八・六% 増となった。
クウェートのアジリティグループ 中国市場に本格参入 ■ 07 ・5・ 17 クウェートの総合物流企業であるア ジリティ(旧PWC)グループは、広 東潤通国際貨物運輸(GRITCL) を買収し、中国市場への本格進出を 果たした。
広東潤通は広西・四川・ 第1四半期の社会物流総額 一五兆人民元を突破 ■ 07 ・5・4 中国物流および買付け連合会と中 国物流情報センターが発表した「二 〇〇七年第1四半期の中国物流運行 状況分析」によると、今年第1四半 期(一月〜三月)の中国社会物流総 額は一五兆六〇〇〇億人民元(二四 六兆四八〇〇億円)で、前年同期比 二三・八%増となった。
このうち、工業品の物流総額が同 二五・二%増の十三兆七〇〇〇億人 民元(二一六兆四六〇〇億円)で全 体の八八%を占めた。
また、輸入物 流総額は一兆六〇〇〇億人民元(二 五兆二八〇〇億円)で前年同期比一 四・一%増となり、全体の一〇・ 三%を占めた。
第1四半期の民用航空業 五億三〇〇〇万人民元の黒字 ■ 07 ・5・7 中国民用航空総局の最新データに よると、今年第1四半期の中国民用 航空業の営業収益は五七四億五〇〇 〇万人民元(九〇七億七一〇〇万円) で、前年同期比一九・六%増となっ た。
販管費は五六九億二〇〇〇万人 民元(八九九三億三六〇〇万円)で 同一六・六%増となり、営業利益は 五億三〇〇〇万人民元(八三億七四 〇〇万円)の黒字となった。
このうち、航空会社の営業収益は 四〇五億一〇〇〇万人民元(六四〇 〇億五八〇〇万円)で前年同期比一 九・九%増となった。
販管費は四一 二億七〇〇〇万人民元(六五二〇億 六六〇〇万円)で同一六・五%増と なり、八億二〇〇〇万人民元(一二 九億五六〇〇万円)の赤字となった。
赤字額は前年同期より十二億八〇〇 〇万人民元(二〇二億二四〇〇万円) 減少した。
福建省のコンテナ輸出額 前年同期比二三〇%に ■ 07 ・5・8 福建省は、今年第1四半期に二万 三三〇〇本のコンテナを輸出し、輸 出額は五四九七万三〇〇〇米ドル (六六億五一七三万円)に達した。
コ ンテナ本数ベースで前年同期比一六 〇%、輸出額ベースで同二三〇%の 大幅な伸び。
コンテナはいずれも外資系投資企業 により製造・輸出された。
主な輸出 先はEU・日本・豪州・米国で、う ちEU向けが八〇〇〇本、豪州向け が三五〇〇本であった。
メーンは二 2007年5月発表分 55 JULY 2007 福建・雲南・重慶などに支店を構え、 中国六省をカバーしている。
社員数 は一三八人。
アジリティグループは〇八年までに 中国に一億二〇〇〇万米ドル(一四 五億二〇〇〇万円)を投資し、潜在 力を備えた中国物流企業を買収する 計画だという。
湖南省が十一億人民元を投じ 近代食糧物流団地を設立 ■ 07 ・5・ 17 湖南省が進める近代食糧物流団地 プロジェクトの定礎式が行われた。
同 団地は長沙市金霞経済開発区に位置 し、敷地面積は八〇ヘクタール。
投 資総額は十一億人民元(一七三億八 〇〇〇万円)で、竣工は〇九年の見 通し。
竣工後は、食糧の買い取り・貯 蔵・検査・加工・卸売り・小売りの 機能を備えた、年間貨物取扱量四四 五万トン、倉庫容量六〇万トンの食 糧物流団地となる。
中国造船企業の受注トン数 シェア五割超で世界トップに ■ 07 ・5・ 19 中国の造船企業は、今年第1四半 期に二〇一〇万積載トンの新船注文 を受けた。
世界シェアが五〇%を超 え、世界トップとなった。
中国・日本・ノルウェー企業 合弁で自動車専用埠頭を建設 ■ 07 ・5・ 22 中国の天津港公司、日本郵船、ノ ルウェーのワレニウス・ヴィルヘルム センの三社は協議書を結び合弁会社 を設立した。
同合弁会社の登録資本 金は二億七〇〇〇万人民元(四二億 七〇〇〇万円)。
出資比率は天津港 が五一%、日本郵船が三四%、ワレ ニウス・ヴィルヘルムセンが一五%。
同合弁会社は天津港にロールオン・ ロールオフ(RORO)埠頭を増設 して専用のROROバースを二つ設 ける。
増設分の年間自動車取り扱い 能力は五〇万台で、既存分と合わせ ると港全体で六〇万台になる。
中国物流企業トップ 50 民間企業一四社がランクイン ■ 07 ・5・ 23 〇六年度の「中国で最も競争力の ある物流企業トップ 50 」に民間の物 流企業一四社がランクインした。
そ のうち、物流業務の年間売上高が二 〇億人民元(三一六億円)を超えた 企業は三社、一〇億人民元(一五八 億円)超は五社、五億人民元(七九 億円)超は六社であった。
を中遠コンテナ輸送(COSCO Con tainer Lines)に貸し切る。
貸し切り 期限は十二年で、一日当たりの賃貸 料は四万二九〇〇米ドル(五一九万 九〇〇円)。
期限満了後、中遠コンテ ナ輸送は一日当たり四万三四〇〇米 ドル(五二五万一四〇〇円)の賃貸 料で貸し切りを続けることができる。
二九万トン級の超大型タンカー 上海で建造を開始 ■ 07 ・5・ 29 上海造船史における最大容積トン数 となる二九万七〇〇〇トンの超大型タ ンカーの建造が中船上海江南長興造船 公司で始まった。
同船は全長三三三 メートル、幅六〇メートル、高さ二 九・七メートル。
中国船舶工業集団 (CSSC)の自主開発設計によるも ので、中国が独自の知的財産権を有 する初の大型船でもある。
外高橋港のRORO埠頭 年内に竣工の見通し ■ 07 ・5・ 30 上海外高橋港によると、同港第六 期工事の自動車専用船用RORO埠 頭は年内に竣工し引き渡される見通 しだ。
同埠頭は六〇〇メートルの岸 壁を備え、自動車の年間取扱台数は 八〇万台に達するという。
デンマークのマースクライン 天津―南米航路を開設 ■ 07 ・5・ 24 マースクラインが天津港から南米に 至る航路を開通し、コンテナ船六隻 が同航路に組み込まれた。
経由港は 横浜・青島・寧波・上海・韓国・パ ナマ・ドミニカ・ジャマイカなど。
エールフランス航空 中国南方航空と合弁設立へ ■ 07 ・5・ 26 エールフランス航空は、中国南方 航空と合弁による貨物運輸会社の設 立について業務会談を進めていること を表明した。
中国大陸の航空貨物運 輸市場への進出を狙う。
加シースパン 新船八隻を中遠コンテナに ■ 07 ・5・ 28 カナダ最大の海運会社であるシース パン(Seaspan)は、韓国の現代重 工グループに八五〇〇TEUの新船 八隻を発注した。
新船一隻あたりの 建造費は約一億三三〇〇万米ドル (一兆九三一一億六〇〇〇万円)で、 〇九年〜一〇年に納品となる計画。
納品後、シースパンは八隻すべて

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