ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2011年11月号

    2011年11月号
     
   
   
特集物流業のM&A
12   【第1部】 荷主の事業再編が物流市場を襲う

 業界再編が加速している。M&Aや事業統合、共同化の進展によって物流の在り方は大きく変わる。拠点配置や在庫のアロケーション、輸送ルートはもちろん、物流部門や子会社の位置付け、協力物流会社との関係にも見直しがかかる。再編を先取りして変化を味方につける必要がある。

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【第2部】 市場規模縮小で変わる勢力図
 国内の物流市場が縮小に向かっている。しかし、各社が等しく売り上げを落としているわけではない。プレーヤーの数が減ると同時に上位集中が進んでいる。M&Aが変化を加速させている。荷主の事業再編、物流子会社の売却、そして海外物流企業の買収によって、物流業界の勢力図が大きく変わろうとしている。

18

 

【資料】 物流企業の時価総額ランキング

22

 

【第3部】 航空フォワーダーを買う
 航空フォワーディング機能の強化が3PLの大きな課題になっている。同業界は日通、KWE、郵船ロジの大手3社が牛耳る寡占市場で、国内の総事業者数は約70社に過ぎない。有力な航空フォワーダーのM&Aには買い手が殺到することになる。

バンテック 小山彰 社長
「荷主のグローバル化に追いつき追い越す」

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【第4部】 海外の物流企業を買う

 物流事業のグローバル化が海外の国内オペレーションへと深化を進めている。同時にその対象エリアが中国・東南アジアから、インドや東欧諸国に広がっている。しかし、新興国におけるオペーションに日本人スタッフを投入すれば利益は出ない。現地企業の買収と統合が課題になっている。

26  

【第5部】 国内の隣接業種・異業種を買う

 ライバル同士の合併による業界再編と並んで、隣接業種や異業種の買収によって事業領域の拡大に動く企業が増えている。成功すれば国内の事業規模を維持できる。ただし、そのためにはビジネスモデルの再構築が必要で、リスクは大きい。

28  

【第6部】 中小運送業:事業承継の現状

 トラック運送業界は経営者の高齢化が他産業以上に進んでいる。事業承継問題がこれから大きなテーマになってくる。中小零細オーナーもM&Aという選択肢を知っておく必要がある。オーナーの引退後も事業を存続させ、従業員の雇用を守るための有効な手段となり得る。

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【第7部】 買収・統合に至る9ステップ

 多くの企業がM&Aに取り組んでいる。しかし、その詳細な過程が表に出ることは少ない。市場の水面下で、どのような作業が行われているのか。M&Aアドバイザーとして豊富な実績を持つGCAサヴィアンの協力の下に、事業戦略の検討から買収、統合に至るM&Aの典型的なプロセスを解説する。

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【第8部】 目的別:物流M&Aトレンド分析
青山ロジスティクス総合研究所 刈屋大輔 代表

 過去20年間の日本における物流M&Aは、企業グループ内でのコスト競争力向上を目的とした“内向き”な取り組みが主流だった。しかし、今後は市場シェアの拡大や海外進出を目指す“攻め”のM&Aが中心となっていく。直近の事例からはその兆候を窺い知ることができる。

  4  
KeyPerson

「ベンチャーを脱し大手に立ち向かう」
SBSホールディングス 鎌田正彦 社長

 企業買収を繰り返すことで株式公開時の2003年度に約200億円だった連結売上高を10年度に約1200億円まで拡大させた。当面の目標を3000億円に置き、今後も積極的に買収攻勢をしかける。企業規模の拡大によって、より大きなリスクテイクを可能にし、既存の大手に立ち向かう。

 

     
 
40
 

富士通ゼネラル〈SCM〉

経営トップを本部長にサプライチェーン改革
“ワンナンバー”の計画数値で製配販を統合

  44  
明治ロジテック〈物流IT〉

デジタコの活用で運行管理を高度化
実績データの分析システムも自社開発

  48  
米ダウ・ケミカル〈欧米SCM会議9〉

SCMの管理項目に環境対策の数値目標
CO削減と年間8億ドルの費用削減を両立


  48  
ピュア〈アウトソーシング〉

佐川急便をパートナーに全国物流網を整備
外部リソースの活用で低コスト体制を実現


     
 
54
 

物流企業の値段
《第72回》
土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部 シニアアナリスト

日立物流
成長の第2フェーズに向けM&A戦略推進
バンテック買収の成否は海外事業で決まる

 

  56  
海外トレンド報告【News】

《欧米編》 TNTが中国〜東南アジアで時間指定トラック配送
《中国編》 シンガポール郵政が深圳の宅配会社に資本参加

 

  60  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第115回》 〜メーカー物流編 第26回〜

「会社というのは不思議なところで、
全社最適が部門最適に負けるという
ことが当たり前のように起こるんです」

 

  64  
奥村宏の判断学《第114回》
崩壊する株式会社制度

  66  
佐高信のメディア批評

薄気味悪い相田みつをの時ならぬブーム
流行りものにとびつく日本人とメディア


  69  
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

プロジェクトマネジメントの知識体系
PMBOKから考えるSI業界の課題

 

  74  
物流指標を読む《第35回》 日通総合研究所 佐藤信洋

内需持ち直しは本物か

  76  

物流行政を斬る《第8回》
行き過ぎた規制緩和は危険
事業者が長期・安定的に
経営できる環境の整備を
産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚

 

  78  
事例で学ぶ現場改善《第106回》
中堅外食チェーンG社のコスト削減PJ

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

     
 

 

 

DATA BANK

 
81
 

●国土交通月例経済(国土交通省)


     
 

 

 

CLIP BOARD

 
68
 

●空港手荷物搬送システムに新シリーズ/ダイフク
●豪グッドマンが物流施設開発を積極化/日本の運用資産規模は2600億円に

 

 
84
  主要記事索引
  88   編集後記
 
89
  広告索引

PDFバックナンバー

[ 特集 ] 物流業のM&A 2011年11月号
概要はありません
[ 特集 ] 第1部 荷主の事業再編が物流市場を襲う 2011年11月号
 業界再編が加速している。M&Aや事業統合、共同 化の進展によって物流の在り方は大きく変わる。拠 点配置や在庫のアロケーション、輸送ルートはもちろ ん、物流部門や子会社の位置付け、協力物流会社と の関係にも見直しがかかる。再編を先取りして変化 を味方につける必要がある。
[ 特集 ] 第2部 市場規模縮小で変わる勢力図 2011年11月号
 国内の物流市場が縮小に向かっている。しかし、各社が 等しく売り上げを落としているわけではない。プレーヤーの 数が減ると同時に上位集中が進んでいる。M&Aが変化を加 速させている。荷主の事業再編、物流子会社の売却、そし て海外物流企業の買収によって、物流業界の勢力図が大き く変わろうとしている。
[ 特集 ] 資料 物流企業の時価総額ランキング 2011年11月号
概要はありません
[ 特集 ] 第3部 航空フォワーダーを買う 2011年11月号
 航空フォワーディング機能の強化が3PLの大きな課題に なっている。同業界は日通、KWE、郵船ロジの大手3社 が牛耳る寡占市場で、国内の総事業者数は約70社に過ぎ ない。有力な航空フォワーダーのM&Aには買い手が殺到 することになる。
[ 特集 ] 第4部 海外の物流企業を買う 2011年11月号
 物流事業のグローバル化が海外の国内オペレーション へと深化を進めている。同時にその対象エリアが中国・ 東南アジアから、インドや東欧諸国に広がっている。し かし、新興国におけるオペーションに日本人スタッフを 投入すれば利益は出ない。現地企業の買収と統合が課 題になっている。
[ 特集 ] 第5部 国内の隣接業種・異業種を買う 2011年11月号
 ライバル同士の合併による業界再編と並んで、隣接 業種や異業種の買収によって事業領域の拡大に動く企 業が増えている。成功すれば国内の事業規模を維持で きる。ただし、そのためにはビジネスモデルの再構築が 必要で、リスクは大きい。
[ 特集 ] 第6部 中小運送業:事業承継の現状 2011年11月号
 トラック運送業界は経営者の高齢化が他産業以上 に進んでいる。事業承継問題がこれから大きなテー マになってくる。中小零細オーナーもM&Aという選 択肢を知っておく必要がある。オーナーの引退後も 事業を存続させ、従業員の雇用を守るための有効な 手段となり得る。(本誌編集部、編集協力=ストライク)
[ 特集 ] 第7部 買収・統合に至る9 ステップ 2011年11月号
 多くの企業がM&Aに取り組んでいる。しかし、そ の詳細な過程が表に出ることは少ない。市場の水面下 で、どのような作業が行われているのか。M&Aアド バイザーとして豊富な実績を持つGCA サヴィアンの 協力の下に、事業戦略の検討から買収、統合に至る M&A の典型的なプロセスを解説する。 (本誌編集部、編集協力=GCA サヴィアン)
[ 特集 ] 第8部 目的別:物流M&Aトレンド分析青山ロジスティクス総合研究所 刈屋大輔 代表 2011年11月号
 過去20年間の日本における物流M&Aは、企業グループ 内でのコスト競争力向上を目的とした“内向き”な取り 組みが主流だった。しかし、今後は市場シェアの拡大や 海外進出を目指す“攻め”のM&Aが中心となっていく。直 近の事例からはその兆候を窺い知ることができる。
[ ケース ] 富士通ゼネラル SCM 2011年11月号
経営トップを本部長にサプライチェーン改革 “ワンナンバー”の計画数値で製配販を統合
[ ケース ] 明治ロジテック 物流IT 2011年11月号
デジタコの活用で運行管理を高度化 実績データの分析システムも自社開発
[ ケース ] 米ダウ・ケミカル 欧米SCM会議? 2011年11月号
SCMの管理項目に環境対策の数値目標 CO2削減と年間8億ドルの費用削減を両立
[ ケース ] ピュア アウトソーシング 2011年11月号
佐川急便をパートナーに全国物流網を整備 外部リソースの活用で低コスト体制を実現
[ 値段 ] 第72回 日立物流 2011年11月号
成長の第二フェーズに向けM&A戦略推進 バンテック買収の成否は海外事業で決まる
[ NEWS ] 欧米編 2011年11月号
 フェデックス傘下の国際宅配業者、 フェデラル・エクスプレスは、中国・ 上海の浦東地区に同社としては中国 最大となる集荷集配センター(デポ) を立ち上げた。延べ床面積は五一四 〇平方メートルで、上海周辺の荷主 からの貨物を取り扱う。
[ NEWS ] 中国編 2011年11月号
 中国の一〜七月の社会物流総額は、 前年同期比十三・六%増の八八兆 二〇〇〇億元(一〇五八兆四〇〇〇 億円)となった。そのうち、工業品 の物流総額は一四・三%増の八〇兆 一〇〇〇億元。また、社会物流総 費用は一八・五%増の四兆三〇〇〇 億元だった。
[ 道場 ] メーカー物流編 ♦ 第26回「会社というのは不思議なところで、全社最適が部門最適に負けるということが当たり前のように起こるんです」 2011年11月号
 新設されたロジスティクス部に、情報 システム部の優秀なスタッフをどうやっ て引き抜くか。相手側の抵抗は必至で、 すんなり事が運ぶとは思えなかった。舞 台は月例の部門連絡会。そこでロジステ ィクス部長が直球勝負に出た。社内常識 に反する部長の発言は、当然のように波 紋を呼んで‥‥
[ 判断学 ] 第114回 崩壊する株式会社制度 2011年11月号
 巨大化した株式会社が引き起こしたとてつもない災害。し かし株主有限責任の株式会社には最後まで責任を負う者がい ない。そのツケが国民に回されている。
[ メディア批評 ] 薄気味悪い相田みつをの時ならぬブーム流行りものにとびつく日本人とメディア 2011年11月号
 私は、相田みつをにイカれている人間が生 理的なまでに嫌いである。そのほとんどが「自 分はいい人です」といったノーテンキな顔を している。具体的に挙げれば、テニスの松岡 修造、俳優の高橋英樹、歌手の森山良子等々。 多分、こうした人たちは原発安全神話などを 信じ、そのCMにも出てきたと思われる。疑 問を持たないオメデタイ人たちである。
[ SOLE ] プロジェクトマネジメントの知識体系PMBOKから考えるSI業界の課題 2011年11月号
プロジェクトマネジメントの知 識体系「P M B O K(Project Management Body of Knowledge)」 によって、システムインテグレーショ ン(SI)業界のプロジェクトマネジメ ントの水準は大きく底上げされた。P MBOKは幅広いプロジェクトに適用 できる普遍的なマネジメント基盤であ り、各業界の経験と英知の集大成だ。 その知識を改めて整理すると、開発 期間や顧客企業との意思共有、技術 管理など、SIプロジェクトのさらな る課題が見えてきた。 (SETソフトウェア 河野誠二)
[ 物流指標を読む ] 第35回内需持ち直しは本物か日通総合研究所「企業物流短期動向調査」 2011年11月号
●自動車産業のけん引で7月〜 9月の荷動きが回復 ●政治の機能不全等で10 〜12月の伸びは鈍化 ●景気拡大か足踏み状態か、今後の荷動きに注目
[ 物流行政を斬る ] 第8回行き過ぎた規制緩和は危険事業者が長期・安定的に経営できる環境の整備を 2011年11月号
 経団連が国内航空運賃の規制緩和を提言している。市場 原理を働かせ、コストを低減することで利用者や航空業界 に寄与するという。しかし、既に国内航空運賃ではある程 度の自由化が図られている。これ以上の規制撤廃は、業界 全体の疲弊しか生まない。過去のトラック業界の例を振り 返れば明らかだ。何が本当のメリットなのか、慎重に見極 める必要がある。
[ 現場改善 ] 第106回 中堅外食チェーンG社のコスト削減PJ 2011年11月号
 オーナー経営者は、物流にムダがあると直感していた。し かし社内には物流管理部門はもちろん、物流専任担当者も いない。プロジェクトチームを組織して実態の把握に乗り出 したところ、予想以上に物流コストがかかっていることが判 明した。作業品質にも大いに問題があった。
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2011年11月号
概要はありません
[ CLIP ] 空港手荷物搬送システムに新シリーズダイフク 2011年11月号
 マテハン機器大手のダイフクは このほど、空港手荷物搬送システ ム( Airport Baggage Handling System、以下ABH)の新シリ ーズを開発、一〇月より販売を開 始すると発表した。
[ keyperson ] 「ベンチャーを脱し大手に立ち向かう」SBSホールディングス 鎌田正彦 社長 2011年11月号
 企業買収を繰り返すことで株式公開時の二〇〇三年度に約 二〇〇億円だった連結売上高を一〇年度に約一二〇〇億円ま で拡大させた。当面の目標を三〇〇〇億円に置き、今後も積 極的に買収攻勢をしかける。企業規模の拡大によって、より 大きなリスクテイクを可能にし、既存の大手に立ち向かう。
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