ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2012年9号
NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

SEPTEMBER 2012  78 2012年7月発表分 「規模以上港湾」の貨物取扱量 一〜五月は七・四%増に ■7・2  交通運輸省は一九日、貨物取扱 量が年間一〇〇万トン以上に達する 「規模以上港湾」の一〜五月の貨物 取扱量が前年同期比七・四%増の三 九億三五七四万トンに達したと発表 した。
そのうち、五月の貨物取扱量 は、前年同月比五・七%増の八億 三八七九万トンだった。
 また、一〜五月の国際コンテナ取 扱量は前年同期比八・七%増の六九 五二万五三〇〇TEU (二〇フィー ト標準コンテナ換算)で、そのうち 五月の取扱量は前年同月比八・三% 増の一五一二万二八〇〇TEUだっ た。
ボーイングの中国での調達量 二〇一五年までに倍増へ ■7・3  天津ボーイング複合材料のゲイリ ー・ベッカー総経理は先日、米ボー イング社の中国での調達量が二〇一 五年までに倍増するとの見通しを発 表した。
ボーイングはアジア太平洋 市場の新型航空機の需要量は三〇年 までに世界市場の半分に達すると予 測している。
 ベッカー総経理によると、ボーイ ングの予測では、世界の航空市場で は今後二〇年間高い需要が続き、全 世界で約三万三五〇〇機の生産が必 要となる。
うち約五〇〇〇機は中国 市場の需要で、金額にして六〇〇〇 億ドル(四七兆四〇〇〇億円)に達 する。
 また、中国路線の旅客輸送量は 三〇年までに現在の四倍に、貨物輸 送量は五倍に増加する見通し。
現在、 ボーイングの中国でのサプライヤーは 四〇社以上で、契約額は二五億ドル 以上となっている。
中国のコンテナ輸送の需要 中科院は伸び率が鈍化と予測 ■7・4  中国科学院予測科学研究センター はこのほど、コンテナ港湾の二〇一 二年世界トップ二〇の予測を発表し た。
コンテナ港湾の取扱量の伸び率は 世界的に鈍化すると見られるが、中 国のコンテナ取扱量の伸び率は引き続 きトップを維持しそうだ。
ただし、経 済構造の調整や対外貿易の発展方式 の転換、新たな外需環境の発展など の影響を受け、中国の主要港湾のコ ンテナ輸送の需要は急速な成長から緩 やかな成長に徐々に変化するという。
 同予測によると、世界トップ二〇 港湾のうち遼寧市大連港の伸び率が 最も高く、二四%に達する見込み。
コンテナ水上鉄道複合輸送量 一一年は一九%増の一九四万TEU ■7・5  交通運輸省は、二〇一一年のコン テナ水上鉄道複合輸送量が前年比一 九%増の一九四万TEUに達したと 発表した。
このうち、六本のコンテ ナ水上鉄道複合輸送モデル路線の年 間輸送量は、三七・二%増の七九万 九四〇〇TEUに達した。
中国南方航空 浦東〜大阪間の貨物便を開設 ■7・ 11  中国南方航空は八月二四日、上 海浦東空港と大阪を結ぶ貨物路線を 開設し、国際航空網を欧米からアジ アに拡大してアジアでの貨物輸送を 強化する。
新路線の輸送能力は一週 間当たり約五〇〇トン。
 同社は現在、貨物専用便としては 上海から六路線を運航しており、欧 州と北米の二〇〇以上の拠点をカバ ーしているが、アジアでの貨物専用 便は今回新設する大阪便が初めて。
中通速遞 天津市に華北地域本部を建設へ ■7・ 11  天津市空港経済区管理委員会は このほど、上海中通吉速遞服務との 間で中通速遞の華北地域本部の投資 建設協定を締結した。
これは「天津 市速達サービス発展の第十二次五カ 年計画(二〇一一〜一五年)」の重 点工事の一つである「空港速達産業 パーク区」の建設において重要な意 味を持つ。
 協定によると、同社は空港経済区 内の速達産業パーク区に、華北管理 センター、決済センター、電子ビジ ネスセンター、速達流通センターを 建設する。
投資総額は二億元(二四 億円)。
同委員会は同社に対し、約 五・三ヘクタールの土地と建設発展 金として四〇〇万元を提供する。
上海錦江航運 三井倉庫、住友倉庫と合弁会社 ■7・ 12  上海市錦江航運はこのほど、日 本の大手倉庫会社二社と合弁で物流 事業を行うことで合意した。
三井倉 庫と「上海錦江三井倉庫国際物流」、 住友倉庫と「上海錦江住倉国際物流」 をそれぞれ設立する。
上海市錦江航 運の持ち株比率はいずれも五一%。
 二〇一四年までに上海外高橋物 流パークに総面積九万二〇〇〇平 方メートルの現代化物流倉庫を建設 79  SEPTEMBER 2012 し、常温倉庫、定温倉庫、包装加 工、3PLを一体として総合物流サ ービスを提供する。
四川省が農産品冷蔵物流拠点 三年間で五〇カ所を建設 ■7・ 13  四川省発展改革委員会(発改委) はこのほど、二〇一五年末までに四 九億五九〇〇万元(五九五億八〇〇 万円)を投資し、農産品冷蔵物流拠 点を五〇カ所建設すると発表した。
 同年末までに果物・野菜の冷蔵物 流流通率を一八%に、肉類は三〇%、 水産品は三〇%以上まで引き上げる。
冷蔵輸送率の目標は、果物・野菜が 二五%、肉類が五〇%、水産品が六 〇%程度。
 また、生産加工、卸売り・小売 り、3PLを中心として、拠点型、 中継型、端末型、冷蔵配送型の四 大機能を特色とする冷蔵物流体系を 形成する。
さらに、果物・野菜の流 通腐敗率は二〇%、肉類は八%、水 産品は一〇%以下にまで低下させる。
中儲糧 宝鋼物流と提携へ ■7・ 16  中儲糧(上海)米業はこのほど、大 手鉄鋼メーカーの宝鋼集団傘下の上 海宝鋼物流との間で、契約に調印し た。
中儲糧(上海)米業は毎年、宝 鋼集団にもみ殻一〇万トンを提供し、 上海宝鋼物流は中儲糧(上海)米業 に対して、もみ付きの穀物、加工済 みの穀物、食用油の購入と販売、倉 庫、配送など先端の物流サービスを 提供し、中儲糧(上海)米業の調達 および販売の効率を引き上げる。
 もみ殻は鉄鋼業界で良質な補助材 料として広く応用されている。
米の 製造・加工企業は米の副産物である もみ殻を焼却してきたが、周辺環境 への汚染が深刻であるため、中儲糧 (上海)米業と上海宝鋼物流は提携 を決めた。
高金食品が蘭州で一五億元投じ 農産副産物物流取引センター建設 ■7・ 24  四川高金食品股份は十二日、甘 粛省蘭州市に西北農業副産物特産 品取引センターを建設することで同 市国有資産監督管理委員会(国資 委)と合意したと発表した。
投資総 額は一五億元(一八〇億円)で、工 期は二〇一二〜一五年の予定。
 子会社の蘭州肉聯廠の既存の用地 を使用し、西北地域で最大規模とな る農業副産物特産品の物流・取引セ ンターを建設する。
完成後の農産物 の貯蔵能力は一〇万トン、取扱量は 年間四三二万トンに達する見込み。
ボルボ・カーズ 北京に補修部品の流通センター ■7・ 30  吉利控股集団傘下のスウェーデン の自動車大手、ボルボ・カーズは このほど、北京アフターサービス部 品流通センターを正式に稼働させた。
二〇一〇年に稼働した上海市のセン ターに続き、中国で二カ所目の部品 流通センターとなる。
 新センターは同社が中国で販売し ている全車種に対応する一万種以上 の自動車部品を供給し、中国市場の ほぼ五〇%を占める北京市、山東省、 陝西省などの市場をカバーする。
物流調達連合会の上半期統計 社会物流総額は八三・六兆元 ■7・ 31  中国物流調達連合会によると、上 半期(一〜六月)の中国の社会物流 総額は八三兆六〇〇〇億元(一〇〇 三兆二〇〇〇億円)に達し、前年同 期に比べ一〇%の成長となった。
た だし、不変価格で算出した増加率は 前年同期から三・七ポイント、前期 から〇・九ポイント下落し、対一〜 五月比では横ばいだった。
 上半期の工業品の物流総額は、前 年同期比一〇・五%増の七六兆四 〇〇〇億元。
増加率は前年同期から 三・八ポイント、前期から一・一ポ イント減少した。
 また、社会物流総コストは前年同 期比十一・九%増の四兆一〇〇〇 億元で、増加率は前年同期から六・ 四ポイント、前期から〇・三ポイン トの下落だった。
配送期間四〜七日で三元を還元 アマゾン中国が上海で開始 ■7・ 31  米アマゾン・ドット・コム傘下の アマゾン中国は六月、上海市で配送 期間が通常より長い「ゆっくり配送 サービス」を開始した。
アマゾンのオ リジナル商品の購入額が九九元(一 一八八円)以上に達した利用者が配 送期間が四〜七日のサービスを選択 すると、三元が還元される。
同社に よると、このサービスは主に価格を 重視する利用者向けだという。
 同サービスは現在、上海市(崇明 県を除く)と黒龍江省ハルビン市の 一部地区で実施している。
電子ビジ ネス企業と配送企業は、夏場は高温 や雷雨による配送の問題に悩まされ ており、同サービスによってこの問 題を軽減できる。
輸送コストの面で も通常の送料無料より採算性が高い という。
ニュース出典:MJC物流ニュース 換算レート:1元= 12円、1ドル= 79円

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