中国編[NEWS]：ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー

2011年6号

NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

JUNE 2011　　56 2011年4月発表分一〜二月の社会物流総額一四・五％増の二〇・五兆元 ■４・５　一〜二月の中国の社会物流総額は、前年同期比一四・五％増の二〇兆五〇〇〇億元（二六六兆五〇〇〇万円）だった。
　そのうち、工業品の物流総額は一四・一％増の一八兆五〇〇〇億元と、九〇・二％を占めた。
また、輸入貨物の物流総額は一八・五％増の一兆六〇〇〇億元だった。
香港港湾のコンテナ取扱量一〜三月は五五六・二万ＴＥＵ ■４・６　香港港湾発展局の統計によると、香港港湾の一〜三月のコンテナ取扱量は、五五六万二〇〇〇ＴＥＵとなった。
そのうち、葵青港区のコンテナ取扱量は四〇八万九〇〇〇ＴＥＵだった。
　三月単月の香港港湾のコンテナ取扱量は、一九六万八〇〇〇ＴＥＵ。
そのうち、葵青港区のコンテナ取扱量は一四一万八〇〇〇ＴＥＵだった。
中国南方航空が下半期にＡ３８０型機の一機目を受領 ■４・８　中国南方航空は、エアバスに発注していた超大型旅客機、Ａ３８０型機五機のうちの一機目を、今年下半期に受領する予定だと発表した。
　中国の航空会社でＡ３８０型機を発注しているのは南方航空のみだという。
青島港の一〜三月コンテナ取扱量一八％増の三二〇・四万ＴＥＵ ■４・ 11 　青島港は、同港の一〜三月期のコンテナ取扱量が前年同期比一七・六％増の三二〇万四〇〇〇ＴＥＵとなったと発表した。
　また、同期の総貨物取扱量は一三・二％増の九六〇二万トンだった。
日照港とジュロン港港湾運送会社を合弁で設立 ■４・ 12 　山東省日照港とシンガポールのジュロン港は、同省日照市に合弁会社「日照港裕廊埠頭」を設立したと発表した。
　合弁会社は港湾での貨物の積み降ろし、倉庫保管、輸送などを行う。
資本金は十一億七〇〇〇万元（一五二億一〇〇〇万円）。
出資比率は日照港が七割、ジュロン港が三割となっている。
中国の一〜三月鉄道貨物輸送量八％増の九億五八一五万トン ■４・ 15 　中国鉄道部の統計によると、中国の一〜三月期の鉄道貨物輸送量は、前年同期比七・八％増の九億五八一五万トンとなった。
キャセイパシフィック・グループ三月の貨物輸送量は一・四％増 ■４・ 16 　キャセイパシフィック航空とその傘下の香港ドラゴン航空の三月の貨物輸送量は、前年同月比一・四％増の計一六万一四〇〇トンだった。
香港ケリーロジスティクス重慶と昆山に物流センター建設 ■４・ 18 　香港の物流大手、ケリーロジスティクスは、重慶市と江蘇省昆山市にそれぞれ物流センターを開設すると発表した。
　重慶市の物流センターの倉庫面積は二万五〇〇平方メートルを計画。
同市と四川省、貴州省、雲南省をカバーし、電子、科学技術、アパレル、自動車、医療器材などの貨物の仕分け、ラベル貼付、包装などを行う。
　昆山市の物流センターの面積は一万八八〇〇平方メートルの計画。
主に保管、付加価値サービスなどを行う。
サービスエリアは上海市、江蘇省南京市、安徽省合肥市となる。
イタリア企業六社の合弁会社天津に物流総合開発区を開設 ■４・ 19 　イタリアの物流企業六社が合弁で天津に設立した「Inlog-China」は、天津市に物流総合開発区を開設すると発表した。
同開発区によって、中国と取引のあるイタリアの中小企業に輸送、保管などのサービスを提供する。
　Inlog-Chinaは既に天津市政府と同開発区の建設についての基本契約を結んでいる。
天津市政府は同開発区のための建設用地を提供する。
香港空港の一〜三月貨物取扱量四・三％増の九四万四〇〇〇トン ■４・19 　香港空港管理局は、香港空港の一〜三月の貨物取扱量は前年同期比四・三％増の九四万四〇〇〇トン、航空機の発着便数は一四・〇％増の七万九八四五便だったと発表した。
　そのうち、三月の貨物取扱量は前年同月比六・二％増の三六万九 57　　JUNE 2011 〇〇〇トン、航空機の発着便数は一五・五％増の二万八一四〇便だった。
ＯＯＣＬがサムスン重工業に超大型コンテナ船六隻を発注 ■４・ 20 　香港の大手船社ＯＯＣＬは、韓国のサムスン重工業に一万三〇〇〇ＴＥＵ型コンテナ船六隻を発注したと発表した。
　発注総額は八億一六〇〇万米ドル（六六〇億九六〇〇万円）、一隻当たりの船価は一億三六〇〇万米ドル。
六隻は二〇一三年までにすべて竣工する予定。
九江造船所液体化学品タンカーが竣工 ■４・ 20 　江西省湖口県の九江造船所は、ステンレス仕様の液体化学品タンカー「贛東港化一五八」を竣工させ、発注主に納入したと発表した。
　同船は河川輸送用で、全長九〇メートル。
積載量は四二〇〇トン。
北京航空中国民航局から営業許可を取得 ■４・ 21 　中国国際航空と北京市政府の傘下企業が合弁で設立した新会社、北京航空は、中国民航局から営業許可を取得したと発表した。
　北京航空の資本金は一〇億元（一三〇億円）。
中国国際航空が八〇％、北京市政府の傘下企業が二〇％を出資した。
　北京航空の主業務はビジネスジェットのチャーターのほか、航空機の輸入、管理代行、保守など。
現在、ＢＢＪ（ボーイング・ビジネス・ジェット）、エアバスＡ３１８、ガルフストリーム４５０、ダッソー・ファルコンＸ、ボンバルディア・チャレンジャー６０５などのビジネスジェット一〇機を保有している。
ドイツ鉄道年内にも中独間で定期貨物列車 ■４・ 22 　ドイツ鉄道は、中国〜ドイツ間で定期貨物列車の運行を年内にも開始する方針を明らかにした。
このほど試験運行に成功した。
　試験運行では、一万三〇〇キロメートルを一六日間で輸送した。
輸送時間は海上輸送よりも五割短縮でき、コストは航空輸送よりも低いという。
フェデックス蘇州で三カ所目の仕分け拠点 ■４・ 24 　フェデックスは、江蘇省蘇州市高新技術開発区内に仕分け拠点を開設すると発表した。
新拠点の面積は二二三〇平方メートル、一時間当たりの仕分け量は三〇〇〇個。
　フェデックスは、これまで蘇州に仕分け拠点を二カ所設置している。
大連空港物流団地の建設工事が開始 ■４・ 24 　大連空港で物流団地の建設工事が始まった。
投資額は一七億七〇〇〇万元（二三〇億一〇〇〇万円）。
　貨物の仕分け拠点、速達郵便物の処理センター、保税倉庫、税関の監督管理倉庫、代理保管倉庫などを整備する予定。
貨物取扱能力は年間四二万トンを計画している。
山東省輜博市で共用型保税倉庫当局から建設計画に認可 ■４・ 25 　山東省輜博市に共用型保税倉庫「輜博保税物流公用型保税倉庫」を建設する計画に、当局から認可が下りた。
竣工すれば、同市初の共用型保税倉庫になるという。
　同倉庫の開発・運営会社「輜博市保税物流」が一〇億元（一三〇億円）を投資して建設する。
中国国際貨運航空大連〜上海〜フランクフルト線 ■４・ 25 　中国国際航空の貨物航空会社、中国国際貨運航空は、大連〜上海〜フランクフルト線を開設した。
　ボーイング７４７─�
苅娃扱寝瀛� 機を使用し、週三便を運航する。
香港グローブ・エクスプレス天津開発区に大型倉庫を建設 ■４・ 27 　香港を本拠とする物流業者、グローブ・エクスプレス・サービスは、天津経済技術開発区内に大型倉庫を建設する。
投資額は一六〇〇万米ドル（十二億九六〇〇万円）。
　新倉庫の延べ床面積は二万四〇〇〇平方メートル、敷地面積は五万平方メートル。
主に米大手化学メーカーのＰＰＧインダストリーズ向けに保管、配送サービスを提供する予定。
中国貨運郵政航空江蘇省〜ソウルで貨物便を開設 ■４・ 27 　中国貨運郵政航空は、江蘇省塩城〜韓国ソウルの貨物便を開設した。
週に二便を運航する。
換算レート：1元＝13円、1米ドル＝ 81円