ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2011年3号
NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

MARCH 2011  60 2011年1月発表分 一〜十一月の社会物流総額 一六・二%増の一一四・六兆元 ■1・5  中国の二〇一〇年一〜十一月の社 会物流総額は、前年同期比一六・ 二%増の一一四兆六〇〇〇億元(一 三七五兆二〇〇〇億円)となった。
 そのうち、工業品物流総額は 一五・八%増の一〇三兆四〇〇〇 億元、輸入貨物物流総額は二三・ 六%増の八兆五〇〇〇億元。
 また、十一月単月の社会物流総額 は、前年同月比三〇・八%増の一 一兆九〇〇〇億元だった。
中国人民財産保険 上海に海上保険専門センター ■1・6  中国の損保最大手、中国人民財 産保険(PICCプロパティ&カジュ アリティ)は、海上保険を専門に取 り扱う組織「中国人保財険航運保険 運営中心」を上海に設置したと発表 した。
同中心(センター)は船舶保 険、船舶建造保険、貨物海上保険、 コンテナ保険などを取り扱う。
四川省南充市 鉄道駅に食糧保管施設を建設 ■1・8  四川省南充市は、同市南充東駅に 食糧保管施設「川東北食糧物流中 心」を建設すると発表した。
保管能 力は二〇万トンを計画している。
投 資額は三億五〇〇〇万元(四二億円)。
 施設内には食糧や食用油の保管区、 加工区、物流区などを整備する予定。
チャイナエアライン 台北〜武漢の直航便を開設 ■1・9  台湾のチャイナエアラインは、台 北〜湖北省武漢間の直航便を開設し たと発表した。
運航頻度は週二便。
SITCグループ 韓国造船所にコンテナ船二隻発注 ■1・ 10  中国の物流大手、海豊国際控股 (SITCインターナショナル・ホー ルディングス)は、傘下のSITC ディベロップメントが韓国の造船会 社、大鮮造船に一〇四〇TEU型コ ンテナ船二隻を発注したと発表した。
 発注総額は三九〇〇万米ドル(三 一億九八〇〇万円)。
二〇一三年後 半に納入される予定。
上海港の一〇年コンテナ取扱量 一六・二%増で世界一位に ■1・ 12  上海港の二〇一〇年のコンテナ取 扱量は、前年比一六・二%増の二九 〇五万TEUに達した。
これによっ て同港はシンガポール港を抜いて世界 第一位のコンテナ港となった。
深圳港の一〇年コンテナ取扱量 二三%増の二二五一万TEU ■1・ 12  深圳港の二〇一〇年のコンテナ取 扱量は、前年比二三・三%増の二二 五〇万九七〇〇TEUとなった。
ま た、総貨物取扱量は前年比一四・ 一%増の二億二一〇〇万トンだった。
連雲港の一〇年コンテナ取扱量 二七・六%増の三八七万TEU ■1・ 14  江蘇省連雲港の二〇一〇年のコン テナ取扱量は、前年比二七・六%増 の三八七万TEUだった。
また、総 貨物取扱量は一八・七%増の一億三 五〇〇万トンだった。
中国の鉄道関連投資 一一年は七〇〇〇億元を計画 ■1・ 15  中国鉄道部は、二〇一一年の鉄道 関連の投資は七〇〇〇億元(八兆四 〇〇〇億円)を計画していることを 明らかにした。
一一年に着手する新 規の鉄道建設計画は約七〇件。
その うち、高速鉄道と都市間鉄道の建設 計画は一五件、区間鉄道や石炭輸送 鉄道は二六件。
 昨年の投資額は七〇九一億元だっ た。
政府は今後も積極的に鉄道建設 を続ける方針で、国内の鉄道運行総 キロ数は一五年までに十二万キロを 超える見通しという。
そのうち、高 速鉄道の運行キロ数として一万六〇 〇〇キロ以上を計画している。
厦門で「旗山物流団地」着工 来年上半期に竣工を予定 ■1・ 19  「旗山物流団地」の建設工事が、 このほど福建省厦門市で始まった。
竣工は来年上半期の予定。
投資額は 一億三〇〇〇万元(一五億六〇〇〇 万円)。
中国東方航空がエアバスに A320型機五〇機を発注 ■1・ 19  中国東方航空は、エアバスからA 320型機五〇機を購入することで 合意したと発表した。
発注総額は三 二億二四〇〇万米ドル(二六四三億 六八〇〇万円)。
納期は二〇一二〜 一五年。
61  MARCH 2011 寧波舟山港のコンテナ取扱量 一〇年は二五・二%増 ■1・ 20  寧波舟山港は、二〇一〇年の同 港のコンテナ取扱量が前年比二五・ 二%増の一三一四万四〇〇〇TE Uとなったと発表した。
 そのうち、寧波港区のコンテナ取 扱量は二四・七%増の一三〇〇万二 〇〇〇TEUだった。
西安〜成都の高速鉄道が着工 秦嶺山脈を貫き運行時間を短縮 ■1・ 21  秦嶺山脈を貫き、陝西省西安市と 四川省成都市を結ぶ高速鉄道の建設 工事が始まった。
工事期間は四年間。
 完工後、西安〜成都間の運行時 間は現在の十三時間から三時間にま で短縮する見込み。
広州港集団と広州発展実業など 三社合弁で港運会社を設立 ■1・ 23  広州港集団と国投交通、広州発 展実業控股集団は、三社の共同出資 で港湾荷役などを行う「広州港控股」 を設立したと発表した。
 新会社の資本金は五〇億元(六〇 〇億円)。
広州港集団が九五%、国 投交通が三%、広州発展実業控股 集団公司が二%を出資した。
 新会社は広州港集団から業務を承 継し、コンテナやばら積み貨物の荷 役と保管、物流業務などを行う。
浙江省泰地と連雲港港湾集団 石油化学ターミナルに着工 ■1・ 23  浙江省泰地集団と連雲港港湾集 団は、「新世紀液体化工埠頭」の建 設工事に着工した。
投資額は六億元 (七二億円)、建設期間は二年間。
 年間取扱能力二二五万トンの五 万トン級バースのほか、石油化学品 の貯蔵タンク六八基を建設する。
タ ンクの総容量は三二万立方メートル。
石油製品、ベンゼン類、アルコール 類、硫酸、苛性ソーダなどを保管可 能とする。
珠海港と石炭大手の神華集団など 三社で石炭バースを増設 ■1・ 25  広東省珠海市の港湾運営会社、 珠海港は、中国最大規模の石炭生産 会社の神華集団および大手電力グル ープの広東省粤電集団と共同で、石 炭バースを増設する。
投資額は四〇 億元(四八〇億円)。
 石炭の貯蔵施設も整備する。
年間 取扱量は四〇〇〇万トン。
台湾高雄港のコンテナ取扱量 一〇年は七%増の九一八万TEU ■1・ 26  台湾の高雄港の二〇一〇年のコン テナ取扱量は、前年比七・〇%増の 九一八万一二〇〇TEUとなった。
海南航空 杭州〜深圳〜シドニー線を開設 ■1・26  海南航空は、杭州〜深圳〜豪シド ニー線を開設した。
週三便を運航す る。
機材はエアバスA330型機。
フェデックス 広州〜インド直航便を開設 ■1・ 28  フェデックスは、広州とインドを 結ぶ直航便を就航させた。
広州〜ム ンバイ〜ニューデリー〜広州ルートを 週五便運航する。
機材はエアバスA 310型機。
浙江欧華造船が多目的船を受注 英スワイヤー・グループから ■1・ 29  浙江欧華造船は、英スワイヤー・ グループ傘下の船会社から三万一〇 〇〇重量トン型多目的船八隻を受注 したと発表した。
受注総額は三億米 ドル(二四六億円)。
二〇一三年一 月から八月にかけて納入する。
中国・ラオス国境に物流センター 鉄道の付属施設として建設 ■1・ 29  雲南省昆明とラオスの首都ビエン チャンを結ぶ予定の「中国〜ラオス鉄 道」の付属施設、「磨憨鉄道物流セ ンター」の建設工事が、このほど雲 南省磨憨地区で始まった。
同センタ ーの主な機能は国際貨物の中継、保 税物流など。
 なお、中国〜ラオス鉄道の建設は まだ着工されていない。
浙江省交通投資集団 上虞市に大型物流基地を建設 ■1・ 30  浙江省交通投資集団は、浙江省 上虞市に「浙江高速公路枢紐港(上 虞)総合物流基地」を建設する。
投 資額は七一億八五〇〇万元(八六二 億二〇〇〇万円)を見込む。
 浙江省内の総合物流基地の中でも、 投資額、敷地面積ともに最大規模に なるという。
換算レート:1元=12円、1米ドル= 82円

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