ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2007年4号
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佐川急便が飛脚マークを一新創業五〇周年迎え新たなスタート

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

APRIL 2007 34 変化、変革、進化が必要だ。
新マー クの導入は、伝統を継承しつつ新た な一歩を踏み出すという決意の表れ」 と説明する。
新飛脚マークの導入後(三月二一 日以降)は、旧飛脚マークを原則と して使わない。
ユニフォームやトラ ック側面のステッカーも新マークで 統一する。
新マークの認知度を高め るため、全国でテレビコマーシャル も放送する。
コマーシャルは、新飛 脚マークが荷物を持って街中を走る アニメーションだ。
発表会見には、同社のイメージキ ャラクターを務める女優の加藤ロー サさんも姿を見せた。
新マークにつ いては、「スタイリッシュですごく速 そう。
街中で実際に走っているセー ルスドライバーのイメージに合う」 と感想を述べた。
マークの変更とともに、種類が増 えて分かりにくくなった商品体系の 見直しと名称変更も行った。
商品名 の頭についていた「佐川」は「飛脚」 に置き換える。
例えば、宅配便の商 品名である「佐川急便」は「飛脚宅 配便」になる。
事業戦略担当の近藤 宣晃常務は、「名称変更を通じて、更 に強いブランド構築をめざす」と期 待を込める。
佐川急便が、創業五〇周年を機に おなじみの飛脚マークを一新した。
新 飛脚マークは、同社のセールスドラ イバーが荷物を「飛脚の精神(ここ ろ)」で迅速・確実・丁寧に運ぶ姿を 表している(写真中央参照)。
江戸時代に活躍した「飛脚」は、 依頼人から預かった荷物を絶対的な 責任を持って届けたという。
従来の 飛脚マークは、こうした飛脚の精神 に則って荷物を届けるのだという思 いを込めて、創業者の故・佐川清氏 が自ら描いたもの。
社内だけでなく、 社外での認知度も高い。
同社のマー クとして長い間、親しまれてきた。
栗和田榮一社長は「伝統ある飛脚 マークを変更するのには勇気が要っ た」としながらも、「企業が発展して いくには、伝統を守るだけでは駄目。
佐川急便が飛脚マークを一新 創業五〇周年迎え新たなスタート 新飛脚マークを披露する栗和田社長と加藤 ローサさん。
セールスドライバーのユニフ ォームも新しくなった。

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