ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス

2012年6月号

    2012年6月号
     
   
   
特集 物流現場の生産性

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【解説】国内190拠点の作業実態を分析
 優れた現場は、普通の現場に比べて作業の生産性が3倍も高い。2度の調査によって、そのことが確認できた。同じ業界のライバル同士で、物流コスト比率に大きな差があるのはなぜか。3PLの利益率がなぜ二極化しているのか。現場の生産性の違いによって、その多くを説明できる。


18

 

【事例研究】 生産性の上がった現場を訪ねる
作業毎に設定したKPIで改善活動──ユニー
 複数の拠点を統廃合し、中京地区の基幹物流センターとして2009年1月に稼働した。自動倉庫、ソーター、デジタル・ピッキング・カートなどのマテハン設備を駆使して、誤出荷ゼロを実現している。自動化に頼るだけではない。生産性を測る指標を作業ごとに設定し、継続的な改善活動に取り組んでいる。


20

 

社長のアイデアが詰まった自動倉庫──オオサキメディカル
 メーカーとしては珍しく、経営トップが物流改善を主導してきた。2008年に開設した大型物流拠点では設計段階から参画し、マテハン選定も自ら行った。庫内オペレーションは日立物流にアウトソーシングするものの、コスト管理の手綱は緩めない。一方、現場からの声には常に耳を傾け、必要な投資は継続するスタンスをとっている。


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品揃えの強化と在庫金額の削減を両立──落合住宅機器
 顧客ニーズに即応するには、在庫アイテムを増やす必要がある。しかし、在庫投資は増やせない。保管スペースの制約もある。社長自ら在庫管理の高度化に乗り出した。システムを導入し、アイテムごとに適正在庫数を設定。発注ルールの明確化や倉庫内の合理化にも取り組んだ。

 

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【徹底比較】 良い現場 VS 普通の現場
Part1 稼働条件(拠点機能・サービスレベル)
 生産性の高い上位20%の良い現場=ベストプラクティスは普通の現場と何が違うのか。「Part? 稼働条件(拠点機能・サービスレベル)」、「Part? 運営管理(改善手法・管理ツール)」、「Part? 導入設備(マテハン機器・IT)」という3つの確度から、スペックの違いを比較した。


管理組織/運営形態/拠点機能/リードタイム/リードタイム内納品率/返品率/労働力構成/1日当たり総労働時間/1日当たり稼働時間/主な納品先/出荷先件数/バラ出荷比率/注文1件当たり処理行数/1日当たり処理行数/坪当たり処理行数/在庫日数/取扱SKU/在庫SKU/拠点所在地域/延床面積/坪当たり在庫SKU

 

32  

Part2 運営管理(改善手法・管理ツール)
 作業の生産性を日々評価する「日別管理」と、物量の波動に合わせて作業員数を調節する「レイバースケジューリング」──この2つが今日の物流現場管理において優先的に導入を検討するべき運営手法だ。パート化率が高まり、物量の波動が大きくなったことで、管理の重点も従来とは変化している。

 

5S/QCサークル/ABC分析ロケーション/フリーロケーション/ロケーションメンテナンス/レイバースケジューリング/日別業務管理/スタッフ報奨制度/ABC・ABM/IE・VA

 

【提言】 「パート目線で改善活動の動機付けを」

ロジスティクス・サポート&パートナーズ 吉原和彦 副社長


36  

Part3 導入設備(マテハン機器・IT)

 マテハン選びのポイントは柔軟性にある。アイテム数や注文ロット、物量の変化に対応できない設備は、いずれ無用の長物と化し、効率化の足カセになる。しかし、顧客の求めるリードタイムや品質を確保するのにマンパワーだけでは限界がある。自動化設備と人手作業の組み合わせ方にノウハウが求められる。

 

自動倉庫/仕分け機/デジタルピッキングシステム(DPS)/ピッキングカート/ハンディ端末/ソースマーキング/WMS(パッケージ)/WMS(自社開発)/RFID(ICタグ)/庫内空調設備


  4  
KeyPerson

グローバル競争がS&OPを迫っている
 グローバル競争を戦う企業にとって、販売活動とオペレーションを同期化する「S&OP(Sales & Operations Planning)」の導入は既に常識となっている。しかし、日本企業の反応は鈍い。経営層がその意義を十分に理解していない。欧米のS&OPのスペシャリストたちが日本企業の課題を指摘する。

 

「マルチチャネル型への対応を急げ」

米JDAソフトウェア ヘーミッシュ・ブリューワー CEO

 

「クラウドがSCPを新世代に導いた」

米スチールウエッジソフトウェア グレン・マルゴリス CEO

 

「リスク対応力が企業業績を左右している」

米IBM デーブ・ルーボウ
IBMグローバルビジネスサービス バイスプレジデント
オペレーション&サプライチェーンコンサルティング 
グローバルリーダー


     
 
40
 

ホンダアクセス〈情報システム〉

カー用品専用の出荷システムを構築
リードタイムの余裕を活かし平準化

  44  
はなまる〈アウトソーシング〉

卸依存を脱してメーカーと直接取引
物流パートナーも卸から専業者に変更

  48  
米スターバックス〈欧米SCM会議16〉

急成長にSCMが追いつかず業績悪化
本社に権限を集中して業務を建て直し

     
 
52
 

物流企業の値段
《第76回》
板崎王亮 SMBC日興証券 シニアアナリスト

日本通運

低採算の国内事業はリストラを加速
国際関連事業と3PLへのシフト鮮明に

 
54
 

海外トレンド報告【News】

《欧米編》フェデックスが欧州で買収攻勢
《中国編》アマゾン中国が物流網を外部に開放

 

  58  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第122回》 〜温故知新編 第3回〜

荷造包装費が最大のコスト項目だった

  62  
奥村宏の判断学《第121回》
問われる経営者の責任

  64  
佐高信のメディア批評

安全神話普及のためばらまかれる広告宣伝費
原発事故後も変わらない新聞・テレビの報道


  66  
事例で学ぶ現場改善《第113回》
外食チェーンM社のセンター機能強化

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  70  
物流指標を読む《第42回》 日通総合研究所 佐藤信洋

貨物輸送量は今後もマイナス基調で推移する

  72  

物流行政を斬る《第15回》
列車と乗客の接触事故を防ぐ
ホームドアへのニーズが拡大、
普及の鍵を握る費用負担の分配

産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚

 

  74  
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

陸上自衛隊輸送学校を見学
──ロジスティクスの専門家を育成

 

  76  
ARC Advisory Group レポート

回復に向かう輸送管理システム市場
年率9%以上で拡大するSCMソリューション市場


     
 

 

 

DATA BANK

 
78
 

●国土交通月例経済(国土交通省)
●首都圏物流不動産賃料相場 日本物流不動産評価機構(JA-LPA)


     

82
  主要記事索引
  86   編集後記
 
87
  広告索引

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[ 特集 ] 物流現場の生産性 2012年6月号
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[ 特集 ] 解説 国内190 拠点の作業実態を分析 2012年6月号
 優れた現場は、普通の現場に比べて作業の生産性 が3倍も高い。2度の調査によって、そのことが確認 できた。同じ業界のライバル同士で、物流コスト比 率に大きな差があるのはなぜか。3PLの利益率がな ぜ二極化しているのか。現場の生産性の違いによって、 その多くを説明できる。
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 メーカーとしては珍しく、経営トップが物流改善 を主導してきた。2008年に開設した大型物流拠点で は設計段階から参画し、マテハン選定も自ら行った。 庫内オペレーションは日立物流にアウトソーシングす るものの、コスト管理の手綱は緩めない。一方、現 場からの声には常に耳を傾け、必要な投資は継続す るスタンスをとっている。
[ 特集 ] 事例研究 生産性の上がった現場を訪ねる 品揃えの強化と在庫金額の削減を両立──落合住宅機器 2012年6月号
 顧客ニーズに即応するには、在庫アイテムを増やす 必要がある。しかし、在庫投資は増やせない。保管 スペースの制約もある。社長自ら在庫管理の高度化 に乗り出した。システムを導入し、アイテムごとに適 正在庫数を設定。発注ルールの明確化や倉庫内の合 理化にも取り組んだ。
[ 特集 ] 徹底比較 良い現場 VS 普通の現場 2012年6月号
 生産性の高い上位20 %の良い現場=ベストプラク ティスは普通の現場と何が違うのか。「Part 稼働 条件(拠点機能・サービスレベル)」、「Part供 ̄娠 管理(改善手法・管理ツール)」、「Part掘‘各設 備(マテハン機器・IT)」という3つの確度から、スペッ クの違いを比較した。
[ 特集 ] 徹底比較 良い現場 VS 普通の現場 Part2 運営管理(改善手法・管理ツール) 2012年6月号
 作業の生産性を日々評価する「日別管理」と、物量 の波動に合わせて作業員数を調節する「レイバースケジ ューリング」──この2つが今日の物流現場管理におい て優先的に導入を検討するべき運営手法だ。パート化 率が高まり、物量の波動が大きくなったことで、管理 の重点も従来とは変化している。
[ 特集 ] 徹底比較 良い現場 VS 普通の現場 Part3 2012年6月号
 マテハン選びのポイントは柔軟性にある。アイテム数 や注文ロット、物量の変化に対応できない設備は、い ずれ無用の長物と化し、効率化の足カセになる。しかし、 顧客の求めるリードタイムや品質を確保するのにマンパ ワーだけでは限界がある。自動化設備と人手作業の組 み合わせ方にノウハウが求められる。
[ keyperson ] グローバル競争がS&OPを迫っている 2012年6月号
 グローバル競争を戦う企業にとって、販売活動とオペレーションを同 期化する「S&OP(Sales & Operations Planning)」の導入は既に 常識となっている。しかし、日本企業の反応は鈍い。経営層がその意 義を十分に理解していない。欧米のS&OPのスペシャリストたちが 日本企業の課題を指摘する。
[ ケース ] ホンダアクセス 情報システム 2012年6月号
カー用品専用の出荷システムを構築 リードタイムの余裕を活かし平準化
[ ケース ] はなまる アウトソーシング 2012年6月号
卸依存を脱してメーカーと直接取引 物流パートナーも卸から専業者に変更
[ ケース ] 米スターバックス 欧米SCM会議 2012年6月号
急成長にSCMが追いつかず業績悪化 本社に権限を集中して業務を建て直し
[ 値段 ] 第76回 日本通運 低採算の国内事業はリストラを加速国際関連事業と3PLへのシフト鮮明に 2012年6月号
 日本では群を抜く事業規模を誇りながら低い 利益率に甘んじてきた。3PLでは日立物流に 先行された。しかし、宅配便事業からの撤退を はじめ国内の不採算事業のリストラクチャリング が進んでいる。今後の成長エンジンと位置付ける グローバル物流も計画通り拡大している。
[ NEWS ] 欧米編 2012年6月号
 デンマークの大手ロジスティクス企 業であるDSVによると、同社のA BXロジスティクス買収がイタリアの 独占禁止法に抵触した問題で、イタ リアの裁判所は、同社に対する罰金 を二三六〇万ユーロ(二五億一六〇 万円)から一九七〇万ユーロに減額 する判決を下した。
[ NEWS ] 中国編 2012年6月号
 広東省の重点事業である「南海(単 竃)物流新城」の建設が三月二七日、 始まった。これは同省仏山市最大の 鉄道貨物輸送センターを建設するも ので、広珠鉄路仏山貨運站が請け負 う。
[ 道場 ] 荷造包装費が最大のコスト項目だった 2012年6月号
 昭和三〇年代の日本においては、 物流費のおよそ半分を荷造包装費が 占めていた。荷役や輸送中に荷物の 受けるダメージがそれだけ大きかっ たからだ。荷造包装費問題は鉄道輸 送がトラック輸送に置き換えられて いく一因ともなった。流通技術の革 新が求められていた。
[ 判断学 ] 第121回 問われる経営者の責任 ──JR西日本、東京電力── 2012年6月号
 どんなに酷いことをしても企業は罰せられない。脱線事故で多数の死 傷者を出したJR西日本や原発事故を引き起こした東京電力も、被害者 に損害賠償をするだけで、それ以上の刑事責任を問われることはない。
[ メディア批評 ] 安全神話普及のためばらまかれる広告宣伝費原発事故後も変わらない新聞・テレビの報道 2012年6月号
 『サイゾー』の五月号に、タブーなき反権力 雑誌だった『噂の真相』元編集長の岡留安則 と元副編集長の川端幹人の対談が載っている。
[ 現場改善 ] 外食チェーンM社のセンター機能強化 2012年6月号
 物流センターが老朽化し移転の必要に迫られていた。物流 子会社二社の扱いも懸案となっていた。長期にわたるプロジ ェクトを覚悟して物流改革に乗り出した。物流子会社二社の うち外販の進んでいる一社は出資を引き上げ完全に独立させ た。しかし、残る一社が問題だった。
[ 物流指標を読む ] 第42回 貨物輸送量は今後もマイナス基調で推移する 国土交通省「第9回全国貨物純流動調査(物流センサス)」(2010年調査) 2012年6月号
●GDP成長率を約3ポイント下回る輸送量が定着 ●産業の軽薄短小化・製品の高付加価値化等が背景に ●2012年度の荷動き回復は一時的な現象に過ぎない
[ 物流行政を斬る ] 第15回 列車と乗客の接触事故を防ぐホームドアへのニーズが拡大、普及の鍵を握る費用負担の分配 2012年6月号
 列車はしばしば遅延する。その要因として特に多い のが、線路内への立ち入りや人身事故だ。これを防ぐ ための有効手段として、近年「ホームドア」への需要 が拡大している。しかし、国の定めた設置目標駅数 にはまだまだほど遠いのが現状だ。一駅当たり数十億 円とされる導入コストを、鉄道事業者、乗客、国の三 者でどう負担するかが、普及への鍵を握っている。
[ SOLE ] 陸上自衛隊輸送学校を見学──ロジスティクスの専門家を育成 2012年6月号
 四月のフォーラムでは、現場見学 会として陸上自衛隊輸送学校を訪問 した。自衛隊・民間を問わず、必要 な物資を、必要な時に、必要な場所 に、適正な量だけ運び届けることは ロジスティクスの基本である。特に最 近の自衛隊においては、国際平和協 力業務や国際緊急援助活動など海外 での諸活動に積極的に参加するよう になり、任務の範囲は多方面に拡大 している。自衛隊活動の根幹を支え る輸送業務の教育体系はどのように 展開されているのか、その教育現場 について紹介する。 (SOLE日本支部・小宮享)
[ ARC ] 回復に向かう輸送管理システム市場 2012年6月号
 ARCアドバイザリーグループの最新の調 査によれば、他の多くのエンタープライズソ フトウエアと同様、TMS( Transportation Management System :輸送管理システム) 市場は世界的な不況の影響を受けたあと、力 強く回復してきた。TMSは、企業が荷物を 出荷場所から目的地まで確実に、かつ安く効 率的に運ぶのに役立つシステムである。
[ データ ] 国土交通月例経済 (国土交通省) 2012年6月号
概要はありません
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