ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2006年3月号

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    2006年3月号
     

特集 インターネット物流

   

顧客直送のロジスティクス

 経済産業省の調べによると日本の電子商取引は既に100兆円を超えている。B to C市場だけでも、その規模は5兆600億円に上っている。インターネットの普及によって流通段階の簡素化が進み、直送が増加している。日本市場のロジスティクスの構造が大きく変わろうとしている。


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第1部
儲かる直販モデルの作り方

ASKUL/DELL/ZOZOTOWN
 なぜデルだけが、アスクルだけが強いのか。直接注文を受けた商品を顧客に直送する。そのビジネスモデルは極めてシンプルだ。扱っている商品や価格に大きな特徴があるわけでもない。それでもライバルたちがキャッチアップできない理由はどこにあるのか。

 

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第2部
宅配便大手のB to C戦略

ヤマト運輸/佐川急便/日本通運/日本郵政公社
 宅配便市場の拡大が続いている。それを支えているのはネット通販をはじめとするBtoCの物流需要だ。BtoBやCtoCの宅配貨物が縮小傾向にある中で、宅配便各社は今後の成長が期待されるBtoCを取り込もうと熾烈なサービス競争を繰り広げている。

 

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第3部
食の宅配巡る物流ビジネス争奪戦

パルシステム生活協同組合連合会/流通サービス
アシスト/下高井戸商店街/オイシックス

 日常生活を支える食品の消費者物流は、既存の宅配便ネットワークにはなじまない。これまでは消費者が自ら食品スーパーなどで購入して持ち帰るのが当たり前だった。この常識が変わりつつある。生協の個配事業や食品宅配ビジネスの急成長が、新たな物流市場を生みだそうとしている。 

 

24

 

第4部
韓国のラストワンマイル事情

現代宅配/韓進/大韓通運/CJ GLS
 韓国の宅配便市場はeコマースの発展とともに急拡大してきた。その勢いは一向に衰えを見せない。IT先進国は物流ITでも日本を一歩リード。宅配便各社はあの手この手で他社との差別化を図っている。日本とはひと味違う、お隣韓国の宅配事情を現地取材した。  

 

   
 

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日本ハム〈SCM〉
縦割り打破めざしSCM推進室を設置
事業部最適からグループ最適に転換

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スズケン〈拠点政策〉
全国9カ所にフルライン拠点を整備
品切れ防止と当日配送を推進

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タカラ物流システム〈現場改善〉
「トヨタ式」改善手法を導入して
物流センターの作業効率をアップ

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〈特別企画〉
マネジメントセミナー 企業経営とロジスティクス
松下電器産業〈情報システム〉
WMSを活用して現場を“見える化”
全国統合した物流子会社の経営再構築

講 演「広域在庫とキャッシュフロー経営」
田中純夫 フレームワークス 社長

 

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海外トレンド報告【Report】1
欧州3PL会議2005報告《第1回》
DHL
物流の「ワン・ストップ・ショッピング」を目指す

DHLはエクスプレスとロジスティクス業務の二本立てでサービスメニューを揃えることで、荷主企業のサプライチェーンを取り込もうとしている。同社が目指すのは、ロジスティクス業務において爛錺鵝Ε好肇奪廖Ε轡腑奪團鵐飲瓩亮け皿となることだ。今後、世界のモノの流れをどのようにとらえ、それをどうやって経営戦略に反映させていくのか。ドイツポストグループでDHL部門を統括するピーター・クルーズCEO(最高経営責任者)が欧州3PL会議で発表した。

 

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海外トレンド報告【Report】2
英DTSロジスティクス
軽トラの一人親方から年商50億円企業に
アパレルに特化し荷主にはユニクロの名も

英国・DTSロジスティクスの創業者であるマイク・デーリー氏は異色の経営者だ。軽トラ業からスタートし、創業から約20年で同社を年商50億円、従業員750人超の物流企業に育て上げたものの、自ら率先して同業者のグループ傘下に収まることを決断したからだ。その狙いとは何か。デーリー氏に訊ねた。

 

     
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物流企業の値段《第19回》
土谷康仁 メリルリンチ日本証券 アナリスト
トランコム

 

 

 57 

 

事例で学ぶ現場改善《第38回》
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
建材卸M社の物流アウトソーシング

 

 
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湯浅和夫の物流コンサル道場《第47回》
〜ロジスティクス編 第6回〜

 

  65  

佐高信のメディア批評
ホリエモンを礼賛したメディアと小泉純一郎
翼賛メディアを象徴する田原総一朗の驕り


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奥村宏の判断学《第46回》
ライブドアショックが意味するもの

 

 
68

【日本の流通】 進化のゆくえ《第18回》
プリモ・リサーチ・ジャパン 鈴木孝之 代表 
ウォルマートのエブリデー低賃金

 

 
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国際物流の基礎知識《最終回》
森隆行 商船三井 営業調査室 主任研究員
外航海運会社の“針路”を探る

 

 
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SCM時代の新しい管理会計《第12回》
梶田ひかる アビーム コンサルティング 製造事業部 マネージャー
バランスシートと部門別会計

 

 
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ロジスティクス大学院体験記
〜サワコとユキの往復書簡〜《第4回》
理論を実践で身に付ける

 

  88  

荷主のための 軽トラ入門《第7回》 赤井 軽
軽トラ屋は見た! 荷主業界の裏事情

 

 
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ロジビズ「再」入門《第11回》アウトソーシング編3
日本型3PLのモデル

 

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海外トレンド報告【News】
欧州編・中国編

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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告

 

 
 

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国土交通省 月例経済報告
国土交通省 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況(〜2005年11月)

 
 
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主要記事索引
  102   編集後記
 
103
広告索引

PDFバックナンバー

[ keyperson ] 吉原賢治 Nixシステム研究所 代表 2006年3月号
サプライチェーンのあるべき姿を描くだけでは何も実現しない。 あるべき姿は方向性を示しているに過ぎない。改革の実行には、 現状の業務プロセスを表記する方法と、それを改造する手順が必 要だ。これまでSCMには、そこが抜け落ちていた。
[ NEWS ] 海外トレンド報告 2006年3月号
米イエロー・ロードウエイ YRCワールドワイドに社名変更 同社プレスリリース 06 ・1・3 トラック輸送業者の大手であるイ エロー・ロードウエイは、社名をY RCワールドワイドに変更する。そ れに合わせてナスダック市場での社名 表記も従来のYELLからYRCW に変更する。 YRCは二〇〇三年にロードウエ イを買収し、さらに二〇〇五年には USFを買収することによって、ア メリカ全土のネットワークを大幅に 拡大した。同時に、海外の拠点も増 やし、七〇カ国で業務展開するに至 っている。
[ SOLE ] SOLE日本支部フォーラムの報告 2006年3月号
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティクス 技術やロジスティクス・マネジメントに関する活発な意見交換、議論 を行い、会員相互の啓発に努めている。 今回は、シリーズ第3回として開催した、シャープ顧問の坂井陽一 氏(前常務取締役IT戦略企画室長[CIO])による講演「シャープ事 業戦略とSCM」・「携帯情報通信端末の開発と将来展望」を紹介する。
[ ケース ] 日本ハム――SCM 2006年3月号
過去の日本ハムは現場への権限委譲を徹底 して進めてきた。この方針は事業部ごとに成 長を追求していた時代には有効だったが、結 果として部分最適の弊害を招き、2002年8月 に露見した子会社による牛肉偽装事件の一因 にもなった。事業部ごとだった最適化の追求 を、グループ全体へと改めることを狙って、 昨年4月にSCM推進室を新設した。
[ ケース ] スズケン――拠点政策 2006年3月号
大手医薬品卸のスズケンが全国9カ所に 物流センターを整備する構想を進めている。 医薬分業の進展に伴って調剤薬局向けの販 売比率が高まるにつれて、卸には品揃えの 一層の充実と短時間納品が求められるよう になってきた。これを実現するため、当日 配送を念頭に置く中規模拠点ネットワーク の全国整備に乗り出した。
[ ケース ] タカラ物流システム――現場改善 2006年3月号
宝酒造の物流子会社。「西日本通販・販 促品センター」でトヨタ流の改善活動を展 開している。作業の「見える化」や現場レ イアウトの見直しなどに取り組むことで、 作業員の生産性向上や保管スペースの削減 に成功した。今後は“現場力”を武器に外 販の拡大を目指していく。
[ データ ] 国土交通省 月例経済報告 2006年3月号
概要はありません
[ メディア批評 ] ホリエモンを礼賛したメディアと小泉純一郎翼賛メディアを象徴する田原総一朗の驕り 2006年3月号
小泉純一郎が、堀江貴文を自民党が応援し たことの責任を問われて、メディアもまた持 ち上げたではないか、と見当違いの責任逃れ を言っている。確かにメディアにもその傾向 はあった。しかし、それと小泉の責任はそれ こそ「別問題」である。メディアが堀江以上 に小泉を礼賛したことによって、小泉は天井 知らずに増長してしまった。 支持者は似てくるのか、いま、田原総一朗 が同じようにメディアの責任を言っている。 メディアの中で自分が一番持ち上げたことを 棚に上げてである。
[ 海外Report ] DHL物流の「ワン・ストップ・ショッピング」を目指す 2006年3月号
とで、荷主企業のサプライチェーンを取り込もうとしている。同社が目指すのは、ロジス ティクス業務において?ワン・ストップ・ショッピング〞の受け皿となることだ。今後、 世界のモノの流れをどのようにとらえ、それをどうやって経営戦略に反映させていくのか。 ドイツポストグループでDHL部門を統括するピーター・クルーズCEO(最高経営責 任者)が欧州3PL会議で発表した。
[ 海外Report ] 英・DTSロジスティクス軽トラの一人親方から年商五〇億円企業にアパレルに特化し荷主にはユニクロの名も 2006年3月号
英国・DTSロジスティクスの創業者であるマイク・デーリー氏は異色の 経営者だ。軽トラ業からスタートし、創業から約二〇年で同社を年商五〇億 円、従業員七五〇人超の物流企業に育て上げたものの、自ら率先して同業者 のグループ傘下に収まることを決断したからだ。その狙いとは何か。デーリ ー氏に訊ねた。
[ 管理会計 ] バランスシートと部門別会計 2006年3月号
会社全体の業績目標を達成するには、部門別に収支を管理する必 要がある。それと同様に、資本効率もまた、会社が目標とするRO AやROEを達成するために、部門別に把握しなければならい。バ ランスシート上の資産や負債を各部門に適切に配賦するためのテク ニックを解説する。
[ 軽トラ入門 ] 軽トラ屋は見た! 荷主業界の裏事情 2006年3月号
軽トラ屋をやっていると、荷主の裏事情を否応なく見 聞きすることになる。コンドームの横持ち輸送やヤキソ バのリサイクル、イカサマ道具の製造現場などなど。普 通の人はまず知らない、ディープなサプライチェーンの 一端をご紹介しよう。
[ 現場改善 ] 建材卸M社の物流アウトソーシング 2006年3月号
各営業所がそれぞれ物流機能を備えた商物一体の体制では、拠 点展開のスピードが遅くなる。物流機能を営業所から切り離して 一カ所に集約し、アウトソーシングできないか。経営者はそう考 えた。しかし現場は、アウトソーシングする以前に片づけなけれ ばならない課題が山積していた。
[ 国際物流 ] 外航海運会社の“針路”を探る 2006年3月号
外航海運会社は好調な業績が続いていま す。BRICsをはじめとする世界経済の 拡大によってエネルギー・資源の旺盛な輸 送需要は当面続くと目されています。しか し、業界が抱えている課題や問題は少なく ありません。対応を間違えないことが明る い未来への第一歩です。連載の最終回は外 航海運の現状と課題を整理し、外航海運業 の将来像を考えてみましょう。
[ 進化のゆくえ ] ウォルマートのエブリデー低賃金 2006年3月号
EDLP(エブリデー・ロープライス)で有名な米ウォルマートだが、 低価格の秘訣は、競合他社より極端に低い労働コストにあるとの見方が強 くなってきた。ライバル企業より最大一〇ドル低いとも言われる同社のパ ートタイマーの時間給を、仮にすべて五ドル引き上げたとすると、現在の 利益はすべて吹っ飛んでしまうという調査結果も発表されている。世界最 強の小売企業が抱えるアキレス腱に迫る。
[ 大学院体験記 ] 理論を実践で身に付ける 2006年3月号
アメリカの大学院では、理論を応用して学ぶ実践型のクラス が充実しているようです。企業から依頼を受けて問題を解決す るプロジェクトでは、学生といえども甘えは許されません。プ ロ並みのコンサルティングプロジェクトとはどのようなものな のでしょうか。
[ 値段 ] トランコム 2006年3月号
センター運営を柱とする3PL事業や、求 貨求車事業が好調で業績の拡大が続く。若手 幹部がスピーディーな経営判断で各事業部を 切り盛りしている様子が株式市場から高く評 価されている。ここ数年に立ち上げた大型セ ンターが安定稼働に漕ぎ着けることから、来 期の業績見通しは明るい。
[ 道場 ] ロジスティクス編・第6回 2006年3月号
「ABCの結果を見てませんね」 支店の面々に大先生が鋭く指摘した 大先生のたばこ休憩の後、福岡支店での会議が 再開された。社長の一喝に続いて休憩に入ったこ ともあり、会議室は重苦しい雰囲気に包まれたま まだ。支店側から出席している四人は、被告席に 座らされているかのように神妙にしている。 「それでは、会議を再開したいと思いますが‥‥」 物流部長はそう言うと、大先生に視線を移した。 どうせ無視されるだろうと思っていたが、案に相 違して大先生が引き取った。
[ 特別企画セミナー ] WMSを活用して現場を“見える化”全国統合した物流子会社の経営再構築 2006年3月号
会社九社を合併した。情報システムやオペレーシ ョンは各地でバラバラだった。経営の仕組みをゼ ロベースで見直した。WMSを活用した現場の?見える化〞とオペレーションの標準化によって、 年間数十億円規模のコスト削減を実現した。
[ 判断学 ] ライブドア・ショックが意味するもの 2006年3月号
“想定内”のライブドア退治である。本連載の第35回で予想し たとおりだ。しかし大企業は安心してはいけない。投機家をあ おってつり上げた株価をもとにして買収を図る。今後も第二、第 三のライブドアは続々と現れるだろう。
[ 特集 ] インターネット物流 儲かる直販モデルの作り方 2006年3月号
なぜデルだけが、アスクルだけが強いのか。直接注文を受 けた商品を顧客に直送する。そのビジネスモデルは極めてシ ンプルだ。扱っている商品や価格に大きな特徴があるわけ でもない。それでもライバルたちがキャッチアップできない 理由はどこにあるのか。
[ 特集 ] インターネット物流 宅配便大手のB to C戦略 2006年3月号
宅配便市場の拡大が続いている。それを支えているのは ネット通販をはじめとするBtoCの物流需要だ。BtoBや CtoCの宅配貨物が縮小傾向にある中で、宅配便各社は今 後の成長が期待されるBtoCを取り込もうと熾烈なサービ ス競争を繰り広げている。
[ 特集 ] インターネット物流 食の宅配めぐる物流ビジネス争奪戦 2006年3月号
日常生活を支える食品の消費者物流は、既存の宅配便ネ ットワークにはなじまない。これまでは消費者が自ら食品ス ーパーなどで購入して持ち帰るのが当たり前だった。この常 識が変わりつつある。生協の個配事業や食品宅配ビジネスの 急成長が、新たな物流市場を生みだそうとしている。
[ 特集 ] インターネット物流 韓国のラストワンマイル事情 2006年3月号
韓国の宅配便市場はeコマースの発展とともに急拡大して きた。その勢いは一向に衰えを見せない。IT先進国は物流IT でも日本を一歩リード。宅配便各社はあの手この手で他社と の差別化を図っている。日本とはひと味違う、お隣韓国の宅 配事情を現地取材した。
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